内容説明
時代は「異能」を求めている。
自ら行動し、目で見て、手で触れ、失敗から学ぶ。
そうしてつかみとった感覚が、世界に通用する武器になる。
UCLA、東大で教鞭をとり、福島原発「国会事故調」委員長を務めるなど、日本の学術・科学技術振興に精通する著者による渾身の提言!
目次
第1章 時代に取り残された日本の教育現場
第2章 停滞から凋落へ向かう日本の科学技術
第3章 「失われた30年」を取り戻せるか
第4章 日本再生への道標を打ち立てる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とある内科医
26
著者と同じ専門を持つ日本人医師として、姿勢を正して。世界級キャリアを振り返りつつ、健全な愛国心、他流試合、留学のすすめなど、何度も見たキーワードが並ぶ。原発の件も。若者へのメッセージとして、脳、心、へその下。お元気で話を伺うことのできるうちに耳を傾けましょう。 しかしながら、いかにして自分ごととして受け止めるかは悩みどころ。自分なりの他流試合として、医学に限らず新たな領域の学びと出会いを意識してつくるようにしている。2022/11/09
Shinjuro Ogino
0
著者は、日本学術会議会長も務めた科学界の重鎮。2011年の福島原発事故の調査委員会の委員長も務めた。日本の社会の現状を憂えている。幾つか。米国等が活力がありイノベーションが続出するのは、格差を容認しているから。日本は格差を認めない。この能力差を容認する姿勢が平均的日本人からすればついていけない所だろう。日本は医学課題先進国であるのでそれに対応していけば、世界でまたイニシャティブを取れる可能性がある。明治のお抱え外国人ドイツのベルツ博士の言、日本は西欧の科学技術の成果を取るだけに満足し、その精神を学ばない。2024/07/02
ワシじゃ
0
今もだが、若い頃に会社や上司ち反発し何度も転職を考えた事を思い出した。 黒川氏には遠く及ばないが社会構造や日本のエリート、霞が関の在り方に疑問を持つ者は大勢いる。チャンスと切っ掛けがあれば世の中はどんどん変化する、大切なのは、残すべき物と変えるべき物の区別する目を養う事。2023/05/17
かめかめ
0
小松左京の日本沈没とは、違った意味の、「日本沈没」を心配し、具体的な政策や提言が数多く詰まった本。もっと若い時に読んだら、自分の人生違ったかな? 令和の若い人にこそ、読んでほしい本。2022/11/30
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