出版社内容情報
山? 圭一[ヤマサキ ケイイチ]
著・文・その他
内容説明
(1)年号や年代を使わない、(2)政権担当者(天皇、将軍、総理大臣)が「主役」、(3)すべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」で解説。読むだけで高校の日本史の知識が一生モノの教養に変わる!
目次
日本列島と日本人
縄文時代・弥生時代・古墳時代
飛鳥時代・奈良時代
平安時代
鎌倉時代
建武の新政・室町時代
戦国・安土桃山時代
江戸時代
明治時代
大正時代・戦争への道
戦後の日本
著者等紹介
山崎圭一[ヤマサキケイイチ]
福岡県立高校教諭。1975年、福岡県太宰府市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、埼玉県立高校教諭を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かずー
98
世界史の教科書からの第2弾の日本史の教科書。政権担当者(天皇、将軍、総理大臣)を主役にし、数珠つなぎで1つのストーリーで解説することで理解しやすくする工夫をしている。縄文時代から平成までを扱っており、かなりのボリュームである。私の好きな戦国時代はさらっと流されていた。明治、大正、昭和初期の知識はあまりなかったので勉強になった。自分の国の歴史は知っておくべきと思う。2021/02/10
アキ
88
You tubeでも著者の講義を見れるけど、さすがに200本も受験生でなければ見れないよ。山川の教科書では、何度読み返してもどうも理解できない明治から昭和初期に至る政権の変遷がこの本でよくわかる。山崎先生の教科書では、政権担当者を「主役」にしてどういう問題にどう対処したか前後関係を含めストーリーとして書かれているからだろう。現代の政治にもある「政治とカネ」の問題も、元は山県有朋が総理の頃、日本最初の議会である第1議会にまでさかのぼれる。そういう意味でも「読める」日本史になっているのは、お見事です。2020/05/16
masa
71
自分は5回くらい読まないと覚えられないのでさすがに誇大広告だと思うけどとてもわかりやすく読み物としても面白い良書だった。 近代の歴史について分量を割いてくれてるのもありがたかった。 続けて同シリーズの世界史編に進みます。2020/08/14
やっちゃん
49
よく行く国内旅行に深みを持たせるために日本史を今一度学び直そうと読んでみた。おじさんが毎日一章ずつ音読する笑。一筆書きの物語はわかりやすい。明治以降がやたら詳細なのはなぜ?文化編も読みたいなあ。2022/06/19
TakaUP48
46
年号を使わず時代を区切り、時の政権担当者(天皇・将軍・総理大臣)順に書かれてある。その時代前後の流れがわかり、さらに人間関係なども見えてきて非常に頭に入りやすい。まあ、何度か繰り返し確認しないことには「忘れる」と思うけれど…。独学の考古学者・相沢忠洋さんを知る。また、「更新世」=旧石器時代、「完新世」=縄文時代も初めて知った。時代小説を読む上で、江戸時代の将軍やその時の政策を学び、明治時代のゴタゴタした内閣作り、戦後の日本の歩んできた流れを再確認できたのは、勉強になりました! 2020/03/07