出版社内容情報
「最高の戦略思想家、唯一の戦略思想家」と評価されるクラウゼヴィッツの戦略思想の精髄を多角的・学術的に考察。冷戦後の非対称的な戦争とコンピュータ化、エア・パワーなどの高度化された現代の戦略思想も視野に入れた好著。
内容説明
クラウゼヴィッツの戦略思想の精髄を解きほぐす最新研究の成果。
目次
第1部 クラウゼヴィッツと『戦争論』(クラウゼヴィッツの生涯―クラウゼヴィッツとナポレオン戦争;クラウゼヴィッツの『戦争論』とは何か)
第2部 クラウゼヴィッツとその時代(ドイツにおけるクラウゼヴィッツ研究史を中心として;十九世紀初頭のヨーロッパ戦略環境とプロイセン ほか)
第3部 クラウゼヴィッツの遺産(プロイセン・ドイツ軍とクラウゼヴィッツ;戦略なき時代のクラウゼヴィッツ―戦間期のドイツを中心に ほか)
第4部 クラウゼヴィッツと現代の戦争(現代におけるクラウゼヴィッツの有用性と限界;クラウゼヴィッツと現代戦略思考の危機 ほか)
著者等紹介
清水多吉[シミズタキチ]
立正大学名誉教授。東京大学卒業、東京大学大学院修士課程修了、立正大学教授、ニューヨーク・ホウフストラ大学客員教授、東京大学、名古屋大学、早稲田大学、静岡大学、神奈川大学、立教大学、法政大学で非常勤講師、社会思想史学会会長を歴任
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史部主任研究官、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、柘殖大学非常勤講師、「歴史と戦争研究会」代表。獨協大学およびロンドン大学教養課程(ICC)卒業、ロンドン大学SOAS大学院修了(修士)、ロンドン大学KCL大学院修了(修士)、ロンドン大学LSE博士課程中退、スワイア・スカラーとしてオックスフォード大学大学院研究科修了。ロンドン大学キングス・カレッジ名誉客員研究員として、「軍事史」「歴史と戦争」「アジア・太平洋地域安全保障史」の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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