内容説明
白人の庇護のもと育った娘と、黒人に囲まれて育った青年。カリブ海の島で出会った黒人男女の激しい恋のゆくえ──。名作を文庫化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
64
「ノーベル賞作家が描く、(中略)白人の庇護のもと育った娘と、黒人に囲まれて育った青年。カリブ海の島で出会った黒人男女の激しい恋のゆくえ──」 トニ・モリスンの表現世界は深甚で錯綜している。紋切り型の理解などあっさり跳ね返される。心して読むべし。2023/08/02
アヴォカド
14
読書会のため再読。やっぱり強烈だった。2022/12/02
アヴォカド
14
最初のほう、入るのに難儀したが、中ほどからはぐいぐい。そしてまた終盤は、その烈しさ、その複雑さ、スパイスのような切なさに読むのに時間がかかる…という感じで緩急甚だしい。いやー、すごいな、全く単純じゃない。全く。2022/11/19
gorgeanalogue
8
初めてのトニ・モリスン。なんだかわからない細部もあるし、読みそこなっている部分も多いことだろうが、面白かった。二人が恋に落ちる箇所には、もちろんカタルシスがあるが、そんなことに回収されない、それをはねのけるようなリズムに満ちている。それは「語り」の力というのではなくて、知的に周到に配置されている。それにしてもよくこんな小説を訳せるものだ。2023/08/31
K
5
なんだかすごい話だった。トニ・モリスンは多分初めて読み通した。二つの文化の間で「上昇」しようとするひと、それを責めるひと、この話はラブ・ストーリーというよりは世代間ギャップのようなものを表しているのかなとも思う。感想を書くのが難しいが、琴線に触れたところがいくつかある。2023/05/02




