日本経済新聞出版 「良い投資」とβアクティビズム MPT現代ポートフォリオ理論を超えて

著者名：ジョン・ルコムニク【著】／ジェームズ・P・ホーリー【著】／松岡真宏【監訳】／月沢

日経BP（2022/10発売）

• ISBN：9784296115402

内容説明

すべての投資家の「合理的な判断」が、「良き社会」を求めるファンドを肥やす－－。
押さえておきたい最新知識！
証券投資の未来を先取りする斬新な理論が読みやすい邦訳で登場。
知っておいて損はない！ESG投資が増えている理由、ESG重視は必須の経営課題と言われる背景にある“カラクリ”を、MPT（モダンポートフォリオ理論）の課題とともに解説する。

目次

第１章 現代ポートフォリオ理論の光と影
第２章 現代ポートフォリオ理論のパラドックス
第３章 短期志向
第４章 歴史は繰り返す
第５章 ナツメグによる配当が５兆ドルになるまで――コーポレートガバナンスの第３ステージへようこそ

監訳者解説　松岡真宏（フロンティア・マネジメント代表取締役）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[TATA]

いわば資産運用に関する啓蒙書。だけど個人投資家というよりは機関投資家向け。いかに個別銘柄など分散しても排除できないシステマティックリスクを低減するためにベータに対してアクティビズムを推進しようという話。NISAで大盛り上がりの運用業界ですが、数年後には運用の常識も変わるかもなと。なかなか難しいと思いますが。

2024/01/17

[がんこおやじ]

以前からこの本は知っていたが仕事に関係して読まなくてはならなくなり、買って読んだ。内容に驚きはないが、ちょっと翻訳がこなれていない印象。この本の内容は今では当たり前になったと思う。それだけ現実が進むスピードが早いという事。

2025/05/03

[SQT]

アルファはサヤ取りでベータになるから、そこで個人は利益を得られるのは得られるけど、株式の大半を機関が持っている今では個人で価格形成は難しいし、結局は世界経済の成長がどうかによるから、ESGとか取り組んでシステマティックリスクを減らしていこうという内容

2024/04/13