我々の星のハルキ・ムラカミ文学

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我々の星のハルキ・ムラカミ文学

  • ISBN:9784779128400

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内容説明

ハルキ・ムラカミの文章はいかにして日本から世界=惑星の隅々まで届くのか。
村上春樹は、日本を舞台に日本語で描かれた作品を、日本から世界へ向けて発信し続けている。その意味では「日本のローカルな」作家ではなく、かといって「米国発のグローバルな」作家でもない。この「惑星的思考」ともいうべき村上春樹の世界観を、国内外の村上春樹/ハルキ・ムラカミ研究者が共に検証する珠玉の論考の集成。

【目次】
はじめに「日本」の村上と「惑星」のムラカミ
 翻訳 
第1章  ヨーロッパに浮かぶ二つの月
第2章  村上春樹『国境の南、太陽の西』の新旧ドイツ語訳
第3章  一九八五年の「相棒」とは誰だったのか
 歴史/物語(hi/story) 
第4章 『海辺のカフカ』における時空
第5章  村上春樹作品にみる「神話的思考」と物語の構造
 海外作家 
第6章 『羊をめぐる冒険』をめぐるゴールド・ラッシュの点と線
第7章  ここは僕の場所でもない
 紀行 
第8章  村上春樹の紀行文と小説における相互影響について
第9章 『ノルウェイの森』誕生の地 ローマ・トレコリレジデンス探訪記
第10章 『海辺のカフカ』を歩く
 村上春樹関係年譜 
おわりに 加藤典洋「的思考」と村上/ムラカミ批評の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

22
久々に春樹関連本を読みました。どう翻訳するか?なかなか興味深いですね。80~90年代に出版されたこの手の本とは随分と趣が異なるんだなあ。2022/11/12

KA

1
入手。真っ先に「おわりに──加藤典洋「的思考」と村上/ムラカミ批評の未来」(小島基洋)を開く。「我々は皆、加藤典洋チルドレンである」という言葉に深く頷く。加藤さんの村上批評を、これからも読んでいきたかった。そして俺の場合は、もちろん三浦01先生のも。微力ながら俺も俺なりに二人の背中を見ながら論文を書くしかない。いつか読んでほしい二人は、もういないけど。それでも。2022/10/06

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