実験医学<br> 脳をしなやかに制御するミクログリアと脳内免疫系 - 見えてきた起源と多様性、創薬標的の可能性

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実験医学
脳をしなやかに制御するミクログリアと脳内免疫系 - 見えてきた起源と多様性、創薬標的の可能性

  • 著者名:増田隆博【企画】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 株式会社羊土社(2022/10発売)
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  • ISBN:9784758125611

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内容説明

脳内の主要免疫細胞であるミクログリア.1細胞解析等により,脳発生から病態形成にまで寄与する多彩な機能や動態がみえてきた!他の脳内免疫細胞との関与も/薬剤耐性菌や病原細菌の殺菌に有望視されるファージ療法

目次

<特集>脳をしなやかに制御するミクログリアと脳内免疫系 見えてきた起源と多様性、創薬標的の可能性
企画/増田隆博

概論―多様なミクログリアの機能と細胞特性
脳発生過程におけるミクログリアの動態と機能
ミクログリアの細胞老化と若返り
ミクログリアと慢性疼痛―新しいステージへ
ミクログリアによる神経回路変性とてんかん発症
ミクログリアと血液脳関門の透過性
脳実質ミクログリアと脳境界マクロファージ
ミクログリアと脳内T細胞・B細胞

<いま知りたい!! >
ファージ療法は多剤耐性菌への切り札となるか
1)概論―ファージ療法の利点と課題
2)メタゲノム解析と次世代ファージ療法
3)改変型ファージ療法
4)遺伝子標的型CRISPR-Cas搭載抗菌ファージの開発
5)臨床試験から考えるファージセラピーの実用化

<連載>
News & Hot Paper Digest
細胞は分子クラッチを使って最適な硬さの環境に向かう
自己免疫性脳炎で患者由来の抗体がGABAA受容体を抑制するメカニズム
パーキンソン病のリスクを早期発見可能な新しいバイオマーカー
第23回免疫サマースクール
第62回生命科学夏の学校が開催

カレントトピックス
機械感受性イオンチャネルPIEZO1は腱を介して身体能力を制御する
ビタミンCの脳移行経路の発見
細胞老化と細胞競合のクロストークの解明
リンパ管内皮細胞と線維芽細胞が腸管上皮幹細胞を維持する

クローズアップ実験法
腸管まるごと切片化「腸管ロール」の作製方法

Conference & Workshop “参加しました”
シングルセルゲノミクス研究会

ラボレポート―留学編―
COVID-19と共に過ごした留学生活―Division of Hematology and Oncology, University of Michigan Medical School

Opinion-研究の現場から
研究者の作家活動について―カレー屋のラッシーに学ぶ

バイオでパズる!
6本の遠沈管

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

荒野の狼

3
実験医学の2022年11号はミクログリアの特集。内容は以下であるが、特徴は一流科学誌に掲載論文のある比較的若手の研究者が執筆していることで、各総説の内容はここ数年の関連論文を複数紹介している。そのため、ミクログリアの教科書に書かれている性質はあまり書かれておらず、複数の話題に触れられているので、それぞれに費やすページが少なく、本総説のみでの全体の理解が困難である。明解な図が付されているので、本総説で興味をもった読者は、それぞれの原著にあたって理解が深まるかたちとなる。2023/09/19

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