交通新聞社新書<br> 知ってたのしい!鉄道の信号 - 安全のキホン、乗って観察・見て納得

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

交通新聞社新書
知ってたのしい!鉄道の信号 - 安全のキホン、乗って観察・見て納得

  • 著者名:土屋武之/栗原景/伊原薫
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 交通新聞社(2022/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784330056227

ファイル: /

内容説明

あらゆる交通手段のなかで、とくに安全性が高い鉄道。それを支える「信号」のうごきを見て、大前提になっている仕組みを知ると、鉄道と安全への理解が深まるだけでなく、鉄道への趣味的な興味も大いに広がってくる。月刊誌『鉄道ダイヤ情報』(小社刊)の「信号大集合」特集(2021年7月号)を加筆・再編集した本書では、知るとたのしくなる、基本的な鉄道信号の知識をご紹介。

目次

■目次序章:鉄道の信号 気にしてみよう・見てみよう
第1章:鉄道の信号と「閉そく」について
第2章:鉄道の信号を支えている「保安装置」
   その1:停止・制御の自動化が高めてきた「安全な鉄道」
        コラム1:伝説時代の「無茶な!?」運転方法
   その2:信号・保安システムの進化の背景にある教訓
第3章:鉄道の信号を実際に観察しよう
   その1:ローカル線の信号機と閉そくシステム(1)
        津軽鉄道 全国でもここだけの「腕木式信号機」
   その2:ローカル線の信号機と閉そくシステム(2)
        明知鉄道 低コストでの自動化に成功した「特殊自動閉そく式対応集中連動システム」
   その3:ローカル線の信号機と閉そくシステム(3)
        北条鉄道 全国初の保安システム「票券指令閉そく式」
   その4:首都圏の「高密度自動閉そく」と中央線史を車窓から
        中央快速線 [三鷹→東京]の信号機を愛でる
第4章:これからの信号&保安システム
   その1:列車を自動で運転する技術、「ATO」
   その2:明治以来の仕組みを変える「無線式列車制御システム」
        コラム2:鉄道信号機、そのものの進化
第5章:私たちができる安全確保
終章:知ることでたのしむ、いろいろな鉄道の信号

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

51
鉄道特有の閉塞区間に果たす色灯式信号のことがよく分かった。小学生の頃に鉄道本で知ったATS地上子を線路で見た時には感動した。そのATSが、やがてATCから自動運転に発展したのも納得。しかし、鉄道運転士に憧れていた自分として、また、技術の継承と安全輸送という面からも運転士はいてほしい。第3章の事例紹介の中でも、北条鉄道のICカード方式と、中央線三鷹・東京間の信号機を車窓から追う記述が興味深かった。第4章の無線を活用した移動閉塞システムは、5Gの活用によって劇的に普及するのではないだろうか。2023/12/13

MASA123

11
1章は、信号原理の基本は「閉そく」である、という説明でした。2章は鉄道事故と信号システムの進化の話で、現在のATCへの歴史がわかる。3章は、信号の実例紹介で、これは鉄道ファン向けかな。超レトロな信号が残っているローカル線探訪や、新式の信号の紙上乗車体験記。東京の中央線三鷹駅→東京駅間の信号について、豊富な写真とマニア向けの解説が掲載(38ページもある)、ごめんなさい、マニアックすぎてついていけません。4章は、これからの信号、信号はさらに進化する話。5章は踏切の非常ボタンの押し方などの実用的な話。でした。2023/05/10

hatman

6
信号設計者や事業者ではない目線での鉄道信号システムの仕組みと歴史。ATSの種類が多数ある理由がなんとなく理解できた。国内で成長した製品は、どの分野でもガラパゴス化するのか。海外メーカーは参入できないな。2024/03/09

Youhei Takatsu

6
腕木信号から最近の自動運転に至る信号システムについて解説されています。特に中央線快速の三鷹~東京の詳細な信号情報もあり、一度読んだ後に再度YouTubeの前面展望を見ながら読むと更に理解が深まります。もっと早くに自動運転化され運転手がいらなくなるかと思いきやまだ時間がかかっています。今後どのように進化して行くのか気になります。2022/10/15

tokumei17794691

4
・厳しい中、頑張って成果を上げている明知鉄道、北条鉄道について詳しかったのが良い。・津軽鉄道の腕木信号機とタブレット閉塞が末永く残ることを願う。・自動閉塞以前の「時間間隔法」については、簡単過ぎて物足りぬ。もっと詳しく書いてほしかった(ついでに鉄道会社経営ゲーム『A列車で行こう』のダイヤも「時間間隔法」なのか?)。・129項の北条鉄道のICカード交換は、カラー写真にしてほしかった。白黒ではよく分からぬ。2022/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20199205
  • ご注意事項