内容説明
「ブラウンストーンいちぞくのぼうけん」シリーズ第三弾。少年少女がせかいの神話や昔話に出てくる神がみとであい、ユニークな冒険を繰り広げるグラフィック・ノベル絵本。
カイは、こわいものしらずの女の子。ある日、手がみがとどいて、ばけものたいじをたのまれちゃった。おかあさんにはだまって、ひとりでやっつけてやる! サルの王さま、そんごくうにみかたになってもらうには……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
18
怪物を退治して欲しいという依頼を受け取ったカイと母親。怪物退治の難しさに直面し、カイは力強い味方、サルの王様である孫悟空を探し出します。本書の魅力は、伝説の英雄と少女が力を合わせて問題に立ち向かう、カイと孫悟空のユニークな関係性です。孫悟空の力と知恵、カイの勇気と創意工夫が見事に調和し、物語を楽しませてくれます。 総じて「カイとそんごくう」は、想像力豊かで楽しい冒険物語です。神話や伝説に興味がある子どもはもちろん、冒険物語が好きな子どもたちにもおすすめです。2024/06/21
遠い日
4
「ブラウンストーンいちぞくのぼうけん」シリーズ3。このシリーズは知識として知っておきたい神話を元に描かれているのが楽しい。巻末に用いられた神話の簡単な解説があるのがいい。ブラウンストーン家の使命は「伝説の生き物を集め守ること」。それを頭に置いて読むと、主人公の行動の意味が理解しやすい。カイという勇気凛々の女の子が臨む冒険。孫悟空の時代の中国を舞台に、本編とはまた違った味わいに仕立て上げている。どきどきの場面の連続で、一気に読ませます。2022/12/01
tocco
0
絶対月齢的に合わない本なのに、図書館で子ども自ら持ってきた本。眺めているだけで空想が膨らむ、そんな一冊だった。(1歳8ヶ月)2024/07/02
river1031
0
孫悟空、、、協力し合うのかと思ってたのに。 2023/02/17