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内容説明
「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。
目次
まえがき
この本の問い
対話が難しい時代に
「聞く」を回復する
聞いてもらう技術?
いざ、「聞く」の世界へ
聞く技術 小手先編
1 時間と場所を決めてもらおう
2 眉毛にしゃべらせよう
3 正直でいよう
4 沈黙に強くなろう
5 返事は遅く
6 7色の相槌
7 奥義オウム返し
8 気持ちと事実をセットに
9 「わからない」を使う
10 傷つけない言葉を考えよう
11 なにも思い浮かばないときは質問しよう
12 また会おう
小手先の向こうへ
第1章 なぜ聞けなくなるのか
届かなかった言葉
社会に欠けているもの
聞くは神秘ではない
「対象としての母親」と「環境としての母親」
ほどよい母親
「対象としての聞く」と「環境としての聞く」
失敗とは何か
痛みを聞く
聞くのが難しい
首相に友達を
聞くはグルグル回る
第2章 孤立から孤独へ
連鎖する孤独
孤独と孤立のちがい
孤立とはどういう状態か
手厚い守り
個室のちから
メンタルヘルスの本質
他者の声が心に満ちる
安心とはなにか
孤立したひとの矛盾
一瞬で解決しない
心は複数ある
第三者は有利
個人と個室の関係
象牙とビニール
「聞いてもらう技術」へ
聞いてもらう技術 小手先編
日常編
1 隣の席に座ろう
2 トイレは一緒に
3 一緒に帰ろう
4 ZOOMで最後まで残ろう
5 たき火を囲もう
6 単純作業を一緒にしよう
7 悪口を言ってみよう
体にしゃべらせる──日常編まとめ
緊急事態編
8 早めにまわりに言っておこう
9 ワケありげな顔をしよう
10 トイレに頻繁に行こう
11 薬を飲み、健康診断の話をしよう
12 黒いマスクをしてみよう
13 遅刻して、締切を破ろう
未完のテクニック──緊急事態編まとめ
第3章 聞くことのちから、心配のちから
心に毛を生やそう
素人と専門家のちがい
初めてのカウンセリング
2種類の「わかる」
年をとってわかること
それ、つらいよね
世間知の没落
シェアのつながり
世間のちから
世間知と専門知の関係
心配できるようになること
カウンセラーの仕事は通訳
診断名のちから
バカになる
世間知の正体
理解がエイリアンを人間に変える
時間のちから
第4章 誰が聞くのか
対話を担う第三者
食卓を分断する話題
「話せばわかる」が通用しないとき
幽霊の話
聞いてもらおう
第三者には3種類ある
聞かれることで、人は変わる
当事者であり、第三者でもある
聞く技術と聞いてもらう技術
あとがき──聞く技術 聞いてもらう技術 本質編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノンケ女医長
アキ
こも 旧柏バカ一代
ネギっ子gen
ゆいまある
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