動きそのもののデザイン リサーチ・スルー・デザインによる運動共感の探究

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動きそのもののデザイン リサーチ・スルー・デザインによる運動共感の探究

  • 著者名:三好賢聖
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • ビー・エヌ・エヌ(2022/10発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784802512206

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内容説明

本書は、「動き」のデザインに関する新しい方法論を示すものです。プロダクト、デバイス、ロボットなどの人工物の動きの設計に携わるデザイナーやエンジニアに向けて、またスクリーン画面上のさまざまな動きを設計するデザイナーやアニメーターに向けて、動きの観察とデザインの新たなアプローチを提供します。
そしてもうひとつ、動きのデザイン論という本書の主題の裏に、「リサーチ・スルー・デザイン(RtD)」と呼ばれる、研究者(リサーチャー)自身がデザインの実践活動を通じて新しい知識の創出を図るという研究手法を詳らかにしています。本書は、リサーチ・スルー・デザインを基本姿勢として行ったひとつの研究プロジェクトを、一冊の本の中に丸ごと記録するという未だ類を見ない試みです。

目次

はじめに

序章 ダーウィンビルディング、四階西スタジオ

第1章 動きのデザインと美学
1 動きの美学
2 動きそのものの美学
3 「生き物らしさ」への抵抗
4 日常物における動き
5 動きへの共感

第2章 リサーチ・スルー・デザイン
1 リサーチ・スルー・X
2 スルー(through)の視点
3 循環するデザインリサーチ
4 デザインリサーチ・プログラム
5 日常物の詩
6 感じ「分ける」力

第3章 運動共感のレンズ
1 運動共感エレメント
2 第一のレンズ
3 第二のレンズ
4 第三のレンズ
5 キネステティック・デザインの考察1
6 キネステティック・デザインの考察2

第4章 キネステティック・デザイン・プログラム
1 キネステティック・デザイン観察法
2 キネステティック・デザイン制作法
3 キネステティック・デザインのプロトタイピング
4 キネステティック・デザインの方法論
5 キネステティック・デザイン・プログラム

終章 キネステティック・フューチャーズ

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

andaseizouki

0
運動共感というものを深く研究されており、それ自体が何かを細かく要素に分解しての考察もあれば、これらのデザインの仕方についても考察している。身体性をもちいたデザインが重要だと感じる自分にとって、非常に刺激的な一冊であった。スタティックなものよりも、ダイナミクスを含むデザインの方が共感を生みやすい。ただしそのデザインに生物的な要素を完全に取り込んでしまうと余白がなくなり、それを観察する人間の想像性を生まなくなってしまう。また、こうした体験を生み出すためのリサーチ・スルー・デザイン手法にも興味が湧いた。2023/07/02

Erikom

0
ドアがバタンて閉まる時自分は痛くないのに痛いって思うことある。眠る時に閉じていくランプ欲しい。サーボモータは展示で音を立てがち。2023/01/09

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