内容説明
本書は、ビートルズのファンや、音楽好きの方に向けて、いかにビートルズのマネー戦略が画期的で斬新だったか、彼らが旧態依然とした音楽ビジネスをどう変えてきたかを紹介し、「お金の流れでわかるビートルズ」を紐解きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobu23
5
ビートルズをお金の観点で説明した本。 ビジネス書のような体裁と書き方で、少し薄っぺらさがあるもののビートルズに詳しく無い人間が読むと面白い。2023/03/19
なーちゃま
2
ビートルズは名前しか知らなかったので、彼らの歴史を概観できた。華々しくスターダムまでかけ上っていく前半と、作品とそこから生まれる収益の管理に追われ始めた後半との差に愕然とする。こんなにシステマチックに売れたロックバンドが居なかったからこそ、彼らが初めて組織的に直面した課題が多すぎて、どんどんメンバー間にヒビが入っていくのが悲しかった。それにしても、才能に恵まれたのに、1人でスポットライトを浴びようとせず、あくまでもバンドで売れようとしたジョン・レノンの戦略は面白い。2024/05/01
ここあ
1
Audible2024/07/08
たかし
1
お金の流れで読み解く…とは言いつつ、普通のビートルズ解説本とそう変わらないようには思う。各章の終わりにビジネス訓みたいなことを書いてあるものの、それが独創的とは言えない。当時の音楽グループはライブの売上がメインだったのにレコードの売上を重視したなどという話など興味深いところはある。もっとも、ビートルズは大成功してるわけだから、再現性がないリスクの高い行動も、後付けで何とでも言えてしまうからな。2024/04/05
近江
1
ビートルズを紐解くことでの見えてくるリーダー論、ビジネス論が書かれたビートルズまとめ本。様々な参考資料を元に、前身であるクオリーメンからビートルズになっていく流れでジョン・レノンがとったリーダーシップからリーダー論を、ビートルズが破竹の勢いで売れていく中でのマネジメント、広報から、そして解散への契機となった税金対策や著作権問題の絡む金銭問題についてを丁寧にわかりやすくまとめている。ビートルズの事前知識がなくとも、ビートルズの様々なことを知れる良書2022/12/20