内容説明
ライブハウスは謎だらけ!?
隠された真実を聴き分けろ!
作家デビュー10周年!
シリーズ累計250万部突破!
「珈琲店タレーランの事件簿」
著者最新文庫!
音楽雑誌『ロック・クエスチョン』
で、インディーズバンドを発掘する
コラム連載を任された新人編集者・
音無多摩子。優れた耳を持つという
下北沢のライブハウスのマスター・
五味淵龍仁の紹介でバンドマンたち
を取材する多摩子だが、思いがけな
い事件に巻き込まれ……。まぶしく
て、切なくて、最高に愛おしい、バ
ンド×青春ミステリー!
カバーイラスト/ナナカワ
【Contents】
track 1 ブチギレデジタルディレイ
track 2 ライブ・フライ・ライブ
track 3 ザ・グレート・ベース・エスケープ
track 4 ヒステリック・ドラマー
track 5 ミュージック・ウィル・ゴー・オン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
音楽雑誌でインディーズバンドの発掘コラム連載を任された新人編集者の音無多摩子。下北沢のライブハウスのマスター・五味淵の紹介でバンドマンたちを取材する多摩子が、思いがけない事件に遭遇するミステリ。壊されたデジタルティレイ、元カレの彼女の浮気疑惑、スタジオから盗まれたベース、ライブ中にドラマーが怒り出した理由、アカウントを乗っ取られたバンドの解散危機など、デビュー前のバンド事情に絡めた謎に遭遇する多摩子と、それを解決する探偵役の五味淵という役回りで、少し視点を変えると見えてくる真相と構図が印象的な物語でした。2022/10/07
なみ
13
音楽雑誌でコラムの連載を任された新人記者、音無多摩子は、インディーズバンドをめぐる様々な事件に遭遇する。 探偵役はライブハウスのマスターの五味淵さん。 推理力はすごいのに、たまに見せる、ちょっと子どもっぽい一面が可愛いです。 登場するバンドも起こる事件も、バラエティに富んでいて楽しめました。 先入観を利用した鮮やかなトリックが光る『ライブ・フライ・ライブ』と、読後感の爽やかな『ヒステリック・ドラマー』が特に好きです。 あと編集長の親父ギャグのファンです。2022/11/02
qoop
8
インディーズバンドの抱える問題解決に乗り出す音楽雑誌編集者。探偵役のライブハウス経営者を如何に巻き込むかなど、複数の仕掛けがあって飽きさせない。才能のあるなし・売れる売れないなど、インディーズ業界だからこそ動機としての嫉妬を説得力十分に伝える。そこが書き易い題材なんだなと感心した。さらに言えば、主人公と探偵役のキャラクター造形がユーモラスな点が、ネガティブな動機を解消してもくれるので、読み味もわるくない。2022/11/18
ツバサ
8
謎のシチュエーションが良いが、あっさり解けて、犯人の動機がいまいち納得いかない。バンドモノで強烈なミステリを読んだ後なので、仕方ないかな。2022/10/08
ドットジェピー
5
面白かったです2022/10/09