内容説明
緊急出版
追悼 安倍晋三 インド太平洋に翔る
日本の政局を左右してきた巨大政策集団と「世界のシンゾー」の実像に迫る。
◆安倍晋三元総理が参院選遊説先で凶弾に倒れた。在職日数で二期通算3188日の歴代首相最長記録を残した安倍晋三は、「強い日本を取り戻そう」と経済や外交・安全保障政策で一時代を画し、国際的に評価された希有の政治家であった。
◆本書は、安倍晋三が第10代会長に就任した自民党最大派閥「清和会(清和政策研究会)」にスポットを当てたもの。長年この派閥を担当してきた政治記者が、政権を巡る派閥抗争の歴史や歴代領袖(福田赳夫、安倍晋太郎、森喜朗、小泉純一郎、福田康夫、安倍晋三など)の素顔を描き、巨大政策集団の実像に迫る。
◆また本書は、第二代会長安倍晋太郎と、晋三親子二代の物語でもある。首相の座を目前に病に倒れた晋太郎と、晋三の享年は奇しくも同じ67歳。本書は悲劇に彩られた「世界のシンゾー」への追悼の詞でもある。巻末には資料として、「希望の同盟へ」「二つの海の交わり」など安倍氏のスピーチや清和会年表も収録。
目次
【目次】
第1章 自民派閥抗争と清和会の系譜
第2章 日米同盟、崩壊の悪夢と戦った宰相
第3章 検証アベノミクス
第4章 継承と発展(西村康稔 清和会前事務総長/高木毅 清和会事務総長)
第5章 永田町への遺言(森喜朗 元首相インタビュー)
第6章 安倍晋三の眼(「日経ビジネス」連載)
巻末 資料編