集英社新書<br> 書く力 加藤周一の名文に学ぶ

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集英社新書
書く力 加藤周一の名文に学ぶ

  • 著者名:鷲巣力【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 集英社(2022/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087212389

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内容説明

上手い文章とは、どういうものなのか?
これから文章を学ぼうとする人への、このうえない入門書

【おもな内容】
戦後日本を代表する思想家・加藤周一は、平凡社の『世界大百科事典』編集長を務めた知識人であり、海外の20を超える大学で教鞭を採った国際人でもある。
著書は300冊以上。
名文家として知られるが、その短文は簡にして要を得た珠玉の文である。

本書では、厖大な作品群から現代日本語の精髄ともいうべき短文を厳選。
「読点」「起承転結」「三点整理」「比較対照」「比喩表現」など24項目を採りあげ、文章を書くうえでの心髄に迫った。

目次

まえがき
第1部 基礎編(文は短く/読点は雄弁だ/見ることが基本/五感でつかむ/経験を通して考える/主題を設定する/起承転結をつくる/文章に構造を与える)
第2部 実践編(むつかしいことをやさしく/論点は三点に絞る/強調で論点は明確に/鮮やかな比較対照/大局観と細部への眼/例示は秩序立てて/具体と抽象の往復/現在と歴史の往還/比喩がもつ説得力/諷刺諧謔で真実を/否定による肯定/確率表現を的確に)
第3部 応用編(紹介文/追悼文/書評文/鑑賞文)
あとがき
加藤周一略年譜
底本一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐倉

9
これまで僕は加藤周一という作家を知らなかったし、意識したこともなかった。だが引用される文章を読めばそこはかとなく懐かしさを覚える。「高校や大学の入試試験問題にしばしば用いられてきた」と読むと納得しかない。…と早速加藤氏お得意のNOTBUT文とか抽象→実例のテクニックを使いたくなる。現代文の問題に出てくるような文章は学校を出てしまうとあまり出会えなくなる。平易だが気安くはなく、無味乾燥に見えて技巧が凝らされている……そんなシンプルな文章を再び勉強したくなったら加藤周一を読むのが良いかもしれない。2022/10/28

明るい表通りで🎶

6
短文の名手だった加藤周一の文章を読解し、書く力が身につく一冊。2024/02/23

Kano Ts

5
「良い文をたくさん読み、がむしゃらに書く。」結論はここに尽きることを教えてくれる。普段何気なく読んでいる文章が、相当の工夫をこらした必然を持って書かれていることが分かる。比喩1つをとっても、句読点1つをとっても、プロはやっぱりスゴいのだ。最後の方は応用編と言うこともあってか、加藤さんの文章と説明が上手くマッチしていなかったが、それでも具体性を持って美文とは何か明晰に示している。2023/08/14

蘇我クラフト

3
どう書くか、何を書くときに何が必要かを具体例引用しながら説明していくのだが、引用している書物が古すぎる。2023/09/25

norio sasada

1
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/bfa6cec47be25f7e9a2bc71c794d4ca2 https://note.com/norio0923/n/n7ab7f494224a2023/09/24

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