内容説明
「なぜ生きるのか」「人生の意味とは何か」――家族・人間関係・学校・教育・仕事・人生・恋愛・結婚・宗教・死・心・自我・幸福……。人生にまつわる様々なことについて、河合隼雄が考えたことのエッセンス。
●人生に悩む人に贈る、心を癒す時のヒント
人間として生きることは悩みとともに生きることでもある。日常の問題から将来の不安など、人生にはいつも悩みがついてくる。自然科学さえわかれば人生観をつくれるものではないということに気づいてきた現代人の悩みは、言語化しにくく、直接的な解決法も本人自身の思考なくしては存在しない。臨床心理学の日本の権威が「生きる」ことを考え始めた人、人生に悩む人に、より良く生きるための考えるヒントとなるキーワードを贈る。充実した人生を送るための「人生学」という新しい学問が、ここに誕生した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
3
●動物のなかで、おそらく人間だけが「死すべきもの」であるという自覚をもっているのではないだろうか。厄介と言えば厄介なことだが、死の裏打ちによってこそ生の意味が見出せるというものだろう。・・・本文より2020/02/27
生ハム
2
知らず知らずのうちに築いていた「思いこみ」を優しく壊してくれる本。少し、気持ちが軽くなります。こころとか魂とか、そういったおぼろげな物をちゃんと「わからないもの」として扱っているのが好感です。 わからないからこそ、さてどうしよう、となるわけですね。 一歩進むわけです。きっと。 「首尾一貫なんてものは、現実にはありえないでしょ。一人の人間が首尾一貫して生きていたら、どれだけ周囲のみんなが苦労するか(笑)。」このことばに、いつも救われています。 2012/10/26
京 & 和
0
いろんな文章の寄せ集めなのでつながりがわかりにくいが、一つ一つはさもありなん。 「ふたつよいこと、さてないものよ」は心を軽くさせることばでした。2015/01/24
askmt
0
やはり河合隼雄は達人である。断片的な寄せ集めの文章で非常に読みにくいのだが、にもかかわらずはっとさせられる個所がある。2014/03/11
蜜柑
0
大人が、きちんとしなさいと教えながら自分はだらけているという矛盾も必要だ、とあるのが嬉しかった。2014/01/02
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