内容説明
新たな異世界で、召喚された精霊という扱いを受けることになったエド。そんなエドを召喚したのは魔法学園にいながら魔法の使えない少年勇者だった。無能と蔑まれる彼を、エドが自らの超絶剣技を伝授することで最高の勇者へと鍛え上げる!!
さらには逃げる才能に特化した異色の勇者の逃避行にも同行することに。勇者の持つ秘宝を、襲い来る刺客から護り抜く!!
無能勇者&逃げる勇者とともに最高の未来を切り開く、出会いと別れの新感覚「追放」ファンタジー、第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
順番通りに異世界が進まなかったり、最初の展開の前提からズレる、暗雲が出始める今巻。―――揺らめく想い、それは知らぬ間に忍び寄る。 無能な勇者や逃走特化の勇者といった一癖ある勇者達の世界に来訪し、いつも通りに関わっていく中、何か嫌な予感がし始める巻であり、一気に暗雲が立ち込める事で、ぞくりとする味がし始める巻である。エド達の知らぬ間に動き出す、何者かの思い。果たして舞台裏で芽生えた思いは、彼等の旅に何を齎すのか。これからの旅、彼等の道は無事に進むよう舗装されているのか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/11/10