幻冬舎文庫<br> はじまりの島

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幻冬舎文庫
はじまりの島

  • 著者名:柳広司【著】
  • 価格 ¥826(本体¥751)
  • 幻冬舎(2022/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344432383

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内容説明

一八三五年、奇怪な生物が暮らす悪魔の島・ガラパゴス諸島に、英国船ビーグル号の乗員十一名が上陸した。天才学者ダーウィンらは、調査のため滞在を決定。だが島には殺人鬼が潜伏しているという。直後に発見された白骨死体。さらに翌朝には宣教師が絞殺体で見つかった!犯人は島の殺人鬼なのか?「進化論」の提唱者が、惨劇の謎に挑むミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よるのもち

22
若きチャールズ・ダーウィンがイギリス船に乗ってたどり着いたガラパゴス諸島。そこで起こる連続殺人を描いたミステリ。ダーウィンが探偵役を務めるというのに惹かれて手に取った小説だが、予想以上に面白かった。本格ミステリとしての楽しさもあるが、後に「種の起源」を発表するダーウィンのルーツを探る歴史小説としても読み応えがあった。謎解きと作品のテーマが密接に絡み付いていて、最後は霧が晴れるような心地よさに包まれた。著者の作品は「ジョーカーゲーム」くらいしか知らなかったが、他の作品も読んでみたいと思う。2023/06/07

hukkey (ゆっけ)

21
当時の宗教信仰にとって異端だった「種の起源」をダーウィンはなぜ発表するに至ったのか、かつて訪れていたガラパゴス諸島に何か決定づける出来事があったのではないか。面白い着眼点に惹かれて夢中で読み、本を閉じたら感嘆のため息が出た。自分が正しいと信じ込んでいた行為は、思わぬ形で他の人間や生物に影響を与えている。育ってきた文化や環境が覆された末路を表現されてみると恐ろしい。殺人の理由は明らかに間違っているのに、殺してはいけない明快な説明ができない。陳腐な自分の言葉を乗り越える別の言葉を、受け入れられる姿勢でいたい。2022/12/03

秋良

18
もしもダーウィンがガラパゴス諸島を訪れていた時に殺人事件が起きていたら、というダーウィンがポアロでアールがヘイスティングスみたいなミステリー。天才は探偵だってできるのです、もちろん。柳作品は材料も調理も良いのに仕上げがイマイチなこともあるんだけど、これは最後まで面白かった。この時代、この場所ならではの方法と動機で、最後まで犯人が分からなかった。蝶の羽ばたきが遠くの嵐の原因になるかもしれないように、自分の言葉が誰にどんな影響を及ぼすか予想がつかない。常識と呼ばれるものの脆さが顕になる瞬間がたまらない。2022/12/29

miohaha

5
ダーウィンがガラパゴスで種の起源の真理に近づきつつあった頃にビーグル号が立ち寄った島で上陸した乗員達が次々に何者かに殺される。その謎に迫るのは若きチャールズ・ダーウィン!最後まで息もつかせぬ展開はさすが柳広司さん。意外な真犯人の動機が明かされたとき、事件が語られる「今」とつながる快感が味わえます。2022/12/18

ほにょこ

4
★★★☆☆ 「種の起源」のチャールズ・ダーウィンが謎を解くミステリー。フエゴ・インディアンと文明社会、宗教と進化論の衝突みたいなところも書かれていて面白いです。事件の真相にはうっすら既視感があったので多分単行本で読んでいましたね(笑)。ほとんど忘れていたので楽しめました。 2022/11/17

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