内容説明
沖縄の離島の路線バスを乗り尽くし、離島を旅する紀行エッセイ。今回、旅するのは路線バスが運行している久米島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、与那国島、座間味島、伊江島、伊平屋島、粟国島、渡嘉敷島。以前、多良間島の路線バスにも乗っている。島民にとって大切な生活の足である路線バスにのんびり揺られながら、変わりゆく沖縄と、変わらない沖縄の日々の営みに思いを馳せる。バス運転手と会話を交わし、食堂で沖縄そばを啜り、民宿に泊まってビールを飲む――そんな離島の旅の心地よさを再発見する1冊。写真や沖縄料理などのコラムも多数収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
23
【2024-49】ただでさえ行くだけでも大変な沖縄の「離島の離島」で、1日数本ずつしかない路線バスを、全島全路線乗ってみようという酔狂で秀逸な企画。バス乗車が最優先のため、もちろんせっかく島に渡っても観光は一切なし。まさに島に精通した著者しかできないような内容、読者はこの幻のような行程を誌上で追体験して楽しもう。2024/03/28
kotetsupatapata
13
星★★★☆☆ "バックパッカーの教祖"下川裕治さん さすがの氏もコロナ禍では海外も思うように出ることができず、その代わり?始めた沖縄離島をバスで制覇するという酔狂な旅 路線バスの運転手をしている小生からしても、何してんのこの人たち? と思っちゃいますね2025/05/07
kenitirokikuti
13
図書館にて。沖縄ものは党派的なのが多く、波長が合わないものと出会ってしまうとくたびれちゃんので、紀行文的なものを選んだ。沖縄本島以外の離島(石垣島や宮古島)やもっとさらに細かい離島を訪問して路線バスに乗るという味な記事である。特に食い物関係のコラムを拾ってみる。沖縄のふだん使い調味料に醤油はない。味噌はあるが、食い物屋で「味噌汁」といったら、具たくさんの豚汁定食みたいなものを指す。刺身にはワサビよりも合成酢。天ぷらというかフリッターはおやつであった。ヅケの握り寿司を天ぷらにしたりもする。2024/04/07
アメヲトコ
7
2022年9月刊。那覇空港の宮脇書店で購入。沖縄離島の路線バス全線走破を目指した紀行です。鉄道とは異なりバス路線は道に拘束されません。それだけに時間帯や乗客の状況に応じたルートの組み換えが「柔軟に」行われ、それが全線走破を目指すさいの大きなハードルとして立ち現れてくるのが面白いところ。島ごとの路線図も載っていますが、宮古島や石垣島など何がどうなっているやら、これを解き明かすのは相当難しそう。食文化についてふれたコラムも面白く、「寿司天ぷら」(寿司に衣を付けて揚げる!)などはなかなか衝撃。2024/10/15
niz001
5
地方では朝のみ経由とかすごく多いんで最初は舐め過ぎとしか。バス旅好きとしては楽しんだけど、関係ない話も多いのはちょっと。コロナで行けなかったってだけの石垣島(一)いる?2024/02/15
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