内容説明
ロシアの懐に最も食い込み、日露関係を最も近接させた最強外交官、日本で最もロシアのロジックに通じた佐藤優氏が斬る、ウクライナ戦争のインテリジェンス。2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から、実態をつぶさにウォッチしてきた佐藤氏。双方が自国有利とする情報戦争を展開する中、日本に流れる報道には一定のバイアスがかかってしまっている。情報分析のプロはそれらの報道を自身の独自情報から緻密に読み解き、実態把握を試みた。プーチン大統領にもかつて直接会い、ロシアの政治中枢クレムリンの高官らとも太いパイプを持つ唯一無二のロシア通、全国民が待望した最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぼう
30
今回の戦争に至るまでのロシア側の考え方を見ることが出来た。本書によれば故安倍元首相は、プーチンと上手くやっており、地政上ロシアと接近する事を選んでいた。中国連合(北朝鮮、韓国)とのパワーバランスを図りたかったようだ。ウクライナ戦争でロシアの印象は滅法悪いが、中国連合が、過去の日本を許すことは今後も無いと思う、だったらロシアと組んだ方が、まだ良いのかも。2023/03/11
れいまん
8
今のロシア、ウクライナ戦争は、ウクライナが正義との前提の上での情報のみで、少しでもロシアの事情を説明しただけでも、非難轟々の中、良く上梓した本だと思う。この戦争は、ロシアの弱体化を望むアメリカに管理された戦争というのはあっているのだろう。 それにしても、兄弟としての歴史が長いロシアとウクライナは、とにかく停戦してほしい。国連頑張れ!2023/01/23
yyhhyy
5
岸田政権次点の古い情報までとなるが、ロシア・ウクライナ双方の報道について紹介と著者がコメントしたもの。両方の情報を得ないと我々が取るべきスタンスの判断材料にはならないので双方あるのは貴重。2025/04/05
ANUNYAPHUM
5
「アサヒ芸能」に連載ってことにまず驚き。著者がロシア語が完璧なのと人脈があるため、資料性の高い情報が満載。時系列に記載してあるので、振り返っての理解が深まる。この後の続刊を望みます。2023/02/02
ぽー
5
ロシア側から見たウクライナ戦争。鈴木宗男があからさかま露擁護で顰蹙を買っているけど盟友佐藤優氏も冷静に露やプーチンの考えている事を伝えているだけと言いつつウクライナが原因を作ったのだと露擁護に徹している印象。露側について資源を貰い中露からの侵攻を防ぐという大きな絵を描いているのではなくライフワークである北方領土交渉の火を消したくないだけではと思わされる。第2次大戦戦勝国の露をアメリカと共に沈めればゲームチェンジになるし何より正義の側についている訳だがここで露と付かず離れずでなく擁護するのは?2022/12/22
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