ゆいごん川柳 こう書けと妻に下書き渡される

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ゆいごん川柳 こう書けと妻に下書き渡される

  • ISBN:9784781621234

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内容説明

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「ゆいごんは 最後に書ける ラブレター」
「こう書けと 妻に下書き 渡される」
「遺言を 書くと不思議に 長生きし」
「思い出に 浸ってペンが よく止まる」
「あわてずに ゆっくり来いと 妻に宛」
「遺言に 「仲良くあれ」と 書いた父」

遺す人も、送る人も、みんなで読める“ゆいごん川柳”の傑作選!

十人十色の「ゆいごん」百景を五・七・五につめこみました。

ビミョーな家族関係の切ないできごとも、
遺産をめぐるトホホな一場面も、
別れを悼むしみじみとした寂しさも、
じんわりと胸が暖かくなる思い出も…

大切な人や家族へのプレゼントにもぴったり。

目を背けがちな「ゆいごん」について、
笑えてしみじみ、明るく考える最初の一歩になる一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

66
掲載された川柳のほとんどに詠み人の年齢が付されている。詠み人の年代ごとに遺言書との距離感が感じられて面白い。「求めるな与える人になりなさい」「AIじゃ書けない愛の遺言書」の作者は共に40代。「遺言を書いて自分の本音知る」「ゆいごんで初めて知った親心」は60代の作。「今日は書く明日は書こうと遺言書」「タイトルは遺言じゃなく感謝状」は70代の作。また、体験から生まれた?と思われるこんなに歌もある。「割り切れぬ円周率と遺産分け」「相続で困る田舎の古い家」「遺言を書き始めたら皆優し」…さて、私が書くとしたら…。2023/02/05

モリー

52
再読。終活中?の父は、会うたびに言う事が変わる。ある時は「財産は全部お前にやるから後のことを頼む。」言い、また、ある時は「お前には、ビタ一文やらん。」とのたまう。心変わりが激しく、聞かされる私は辟易してしまう。この頃、同級生によく会うが、親が他界して相続の手続きやら何やらで戻って来たと異口同音に語る。中には、認知症の親の介護のために仕事を辞めた者もいた。皆苦労しているようだ。再読し、今の時点ではこう思う。争続の原因となる財産などいらないと。「財産は お前たちだと 遺言に」が今回は一番心に響いた。2024/02/03

たまきら

39
少々苦笑い。切ないものが多かったかなあ。「遺言を書くと不思議に長生きし」という句を読み、夫が「今すぐ書かないとね!」…ムネキュン。読み友さんの感想を読んで。2024/03/18

雨巫女。@新潮部

17
《私-図書館》遺言が、川柳で、ユニークに楽しめる。亡くなった母に読ませたかった。2022/12/28

kanki

17
「あの世とも 出来たらいいね オンライン」に1票♪2022/11/18

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