文春e-book<br> 歴史をこじらせた女たち

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文春e-book
歴史をこじらせた女たち

  • 著者名:篠綾子【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2022/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163915890

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内容説明

持統天皇、北条政子、日野富子、淀殿……もしこの人がいなかったら歴史はどうなっていただろう?と思われる「こじらせ女子」大集合!

「悪女」「猛女」と言われたスゴイ女たちの実像に迫り、そのドラマティックな人生を解説。
高校の国語教師としての視点を入れ、和歌を読み解きながら、定説を覆す”ぶっちゃけ史観”もバシバシと!

嫉妬深すぎて夫婦関係をこじらせた后――磐之媛
同母兄と心中――軽大娘
バツグンの政治感覚を持った初の民間后――光明皇后
まるで孫悟空のような強い女帝――孝謙天皇
日本版「張禧嬪」(チャン・ヒビン)――藤原薬子
紀貫之も”萌え”た永遠のアイドル――小野小町
平安時代の大恋愛スキャンダル――伊勢斎宮恬子内親王
道長王国から追い出された姉妹――藤原元子・延子
若かりし頃の恋愛はこじらせOK――紫式部の娘・賢子
マイ・フェア・レディ&源氏物語を地を行く姫――待賢門院璋子
権力者の「昔の女」――丹後内侍
映画「ゴッドファーザー」のマイケルのようなゴッドマザー――北条政子
悪女説は濡れ衣なのか――日野富子
豊臣家をこじらせて――淀殿
町娘のシンデレラストーリー――桂昌院
恋がリアル「炎上」――八百屋お七
大奥でキャリこじらせ物語――絵島
許婚が次々と亡くなっていく縁起の悪い姫君――竹姫
血筋のよい武家に生まれた幕末プリンセス――茂姫・溶姫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いまちゃん

4
古代から江戸時代までの女性が時代順に紹介されてます。「こじらせた」と言っても、悪女で文字通りこじらせた人もいれば、逆に巻き込まれた感のある人も…。面白かったけど、名前が読みづらかった。ちなみに、中宮定子の読み方が「さだこ」だったのが気になりました。私「ていし」で覚えてたわ。どっちも正しいのかもだけど違和感。2022/11/29

dai267712

4
日本史を女性限定にして俯瞰できてのが面白かった。 一夫多妻も問題大ありだったんだね(笑) まあ、ある一つの伝統については頑なに護ってたのが凄い事ですけどね。2022/11/02

3
(202209,281)「こじらせ」という語自体好きでないせいか、全体の語り口がまどろっこしく感じる。私の好きな持統天皇に、「こじらせ」って形容詞はあてはまらんし、小池栄子が熱演した政子だって違うよ。なーんかおもしろくないのは、「こじらせ女」と「歴史をこじらせる」を掛けて、それを切り口にしちゃったとこかなあ・・・。歴史上の人物への尊敬みたいなのが足りなかった。マンガの登場人物評みたいな。2023/01/11

世玖珠ありす

3
古墳時代から江戸時代まで、33人の女性達を紹介。なので(?)興味がある女性だけ拾い読みです(笑)再来年の大河ドラマとなる「藤原道長」の縁者となる女性達のネットワークの広さにはビックリですね。興味がある時代だけ拾い読みの方が楽しめるかも。2022/11/22

カチ

2
藤原氏の摂関政治を、入内して支えた女性たちの人生について、これまで詳しく知る機会が無かったので興味深かった。在原業平との恋に見られた高子や斎宮の積極性は、権力を握る男たちの都合で動かされるだけではない、ささやかな抵抗にも感じた。また逆らう者に変な名前をつけて追放した孝謙天皇には笑ってしまった。女帝に祭り上げられて、独身を強いられるなど男性の天皇にない制約もある中、精一杯やんちゃに生きた印象を持った。この他、文中に散見する家系図に、理解を助けられた。登場人物同士、時代を超えたつながりも面白い。2023/01/13

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