内容説明
「関西弁って深刻さが薄れる。スマホのメモ機能に『悩みメモ』というのをつけていて、そこへ書く悩みを関西弁にすることを思いついた」「2021年の極めつけはNHK『あさイチ』のプレミアムトークに出演したこと。その数日前に自宅の階段から落ちて左足を負傷、服や靴を新調したのにサンダルで出演というガッカリな事態に」昨年、突然この世を旅立った著者が2008年から21年までの13年間にSNSでつぶやいた日記や、多くの新聞や雑誌に寄稿した書籍未収録のものを中心にまとめた珠玉のエッセイ集。著者や家族による自然や花の写真と共に、私たちの愛した山本文緒が、オールカラーの文庫で蘇る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
レモングラス
69
エッセイ集。P201「あさイチ」思い出話も沢山。「あさイチ」も羽田圭介さんのラジオに出演した時もすごく緊張したとのこと。作品の映像化については、私の好きな『ブルーもしくはブルー』はオンエアを見て、これは違うと思った、と。私はドラマ見ていないけど。『自転しながら公転する』の中央公論文芸賞受賞の言葉も最後に。冒頭はうつ病のことで始まっていて、王子(ダンナ様)に「出ていけ」と言い、出て行ったら「すぐ帰ってきて」と電話したり。「あさイチ」はおばあちゃんになっても自慢したい最高な出来事と。ずっと自慢してほしかった。2023/08/31
kei302
66
『ばにらさま』から一年。文緒さまの“つぶやき”を集めた新刊。「このことについては、いつか書くから」が数回出てきて、はい、読みたいです、お待ちしていますと応えていた。日常の風景を切り取った写真がステキ。最後の、著者一覧を眺めていたら泣けてきた。2022/09/27
konoha
49
ご主人によるInstagramの投稿がとても素敵だったので。軽井沢の家から山本さんへの愛があふれた文章に泣きそうになる。今作は仕事や生活、病気のことも等身大で語ったエッセイ。切なくもなるけれど、ユーモアがあって楽しい。断食合宿やあさイチ出演の話が印象的。山本さんの作品世界は唯一無二。小説を読みながら、その魅力は何だろうと改めて考えている。エッセイもほんわかしているようで強さがみなぎっている。表紙がかわいい。2026/02/07
Natsuko
49
まだ手元に何冊も読む本はあるのに、文緒さんの本があるとどうしても後回しにできず読んでしまう。もうほぼ全作品読んでしまい、読み終えるのが怖かったのに・・・。文緒さんの日々のリアルなつぶやきが心に染みる。心身ともに病んで苦しんだり、ダイエットに奮闘したり、やや厄介な自身のこだわりに参っていたり…50代でピアノを習ったことを知った時には「私も!」と顔がにやけた。2019年ころからは、文緒さんの終わりが近づいているのがいたたまれず、「大丈夫、悩まず楽しく生きて!」と心の中で叫び続けた。 いい本でしたが寂しいです。2023/02/12
こみっくま
41
mixiに始まり、Twitterやインスタなど様々な山本文緒さんのつぶやきをメインにしたエッセイ集。ご自身の病気のこと、断食合宿のこと、友人との旅行、ご両親や旦那様のこと、そして愛猫・さくらちゃんを看取ったことなどを通して仕事に取り組む自分自身のことを綴っている。最後の長編小説となった『自転しながら公転する』では本屋大賞にノミネートされ、喜びの言葉に溢れたエッセイの後半は読んでいて鼻奥がツーンとした。そういえばコバルト小説作家だったのだなあ。あさイチに出演した山本さん、見たかった(動画探したけど見れず)2023/01/28




