内容説明
認知症 「介護現場」 の事件簿
事件は、 介護現場で起きているんです!
泣いて笑って驚いて、 ちょっとほっこりするエピソードで、
認知症のことがわかる!
エピソードと症例でわかりやすい!
◎高速道路を逆走ならぬ自転車で爆走! (徘徊)
◎犯人は誰だ?コツコツ貯めた預貯金が減っていく(記憶障害)
◎午前二時に部屋に現れる見知らぬ人の正体(鏡現象)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
介護・・・されるほうだけでなく介護する立場もあり、現代社会で一番の問題だと思う。この本には介護、特に認知症の様々な症例と解説が書かれている。徘徊、過食、昼夜逆転、被害妄想、他。皆普通に生まれて子供になり生きてきた人ばかり。そこが悲しい。介護の大変さはしたものではないとわからないと思う。身の回りにもいる。この問題、ただ介護職員を増やすだけでなくいかに定着しやりがいのある職業にするには国の考え方も見直す必要がある。とにかく介護職員の待遇改善が必要だ。この問題は年々加速してゆくと感じた。図書館本2023/04/05
harupon
29
読友さんの感想を読み、即刻図書館予約してやっと順番が回ってきました。面白いわ。介護施設の話だけど我が家の元気バリバリだけど認知症の義母との日常も似たようなもの。思わず、吹き出してしまう( ´艸`)。❝おわりに❞書かれていた『京都伏見介護殺人事件』の10年後の出来事に涙した。一人で親の介護は、場合によってこんな哀しいことを引き起こす。2025年には65歳以上の5人に1人は認知症!私ども夫婦と、兄夫婦、義妹夫婦の6人中一人は認知症予備軍なのか?!いやぁ~大変です。 2023/12/20
ひ ほ
21
施設での実話を交えてわかりやすく認知症について解説。現場の大変さをしることができよかったです。2023/04/09
めえめえ
11
数々の老人施設を長年に渡って運営してこられた著者の体験談。紹介する殆どが認知症の老人でした。施設内の高齢者の恋愛沙汰は昔から聞いていたけど、まさか同性カップルまでいたとは!また、老人ホーム専門の窃盗団がいたり、初めて聞いた話も多かったです。うちには2人該当者がいたので幾つもの認知症関連本を読みましたが、それでもきりがないくらい色んなことをしてくれる認知症の方々でした。最後はリスクを下げる方法が書いてありました。2023/07/28
ちろ
11
介護職員のことを「寮母さん」呼びなことや、通夜に私服で行ってしまわれるスタッフに疑問はあるものの、著者の柴谷匡哉さんはいろんな資格をもち、今もなお最前線で活躍されている方ということもあり、専門的な知識も交えながらさまざまな症例をユーモアを加えながら書いてくれているので大変読みやすかったです。2023/06/29