内容説明
ファストファッションの人気ブランド「Qros」のCMで人気俳優・藤井涼介と共演し注目を集める美女。だが、名前も一切のプロフィールも不明で、ネット上には様々な情報が飛び交っていた。藤井の自宅を張り込む新米芸能記者・矢口慶太の前に、突然その謎の美女が現われて――。虚々実々の駆け引き渦巻く芸能界とスクープの現場をリアルに描く痛快エンタテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
434
これも積んであった一冊。ドラマ化もされたようだが、なぜ数ある作品の中からコレを選んだ?と理解に苦しむ。つまらないとかそういう話とは別でテレビ向きではない気がする。章ごとに視点人物が切り替わって物語が転がっていくスタイルは、誉田作品では割とよくある形式。しかし、なぜ起点が慶太からなのかがまず謎。後半で見せ場があった訳でもなく、重要な場面が描かれる訳でもなく、それでいて、保子と慶太の、ストーリーに一切関係ない会話が一番インパクトあって面白かったかもしれない。栗山がメインキャラとして存在感がなさすぎた。2026/02/14
えみ
72
こうやって噂は流れ、こうやって嘘が作られ、こうやって炎上していくのか…。芸能界を取り巻く環境の暗部がよく見えた一冊だった。誇りとプライドを持って人前に立つ俳優。そんな彼らを狙う芸能記者。よく鼻が利くものだと驚くばかり。情報戦の危うさが浮き彫りになる、ガセネタ、やらせ、ストーカー行為。そして軽犯罪行為。何がなんでも知りたいと思わせる正体不明の謎の美女を巡り情報戦が開始される。「彼女の正体は?」あるファッションブランドのCMに登場したその女は何者なのか。見られる、そして暴かれる恐怖を痛いほど知ることができた。2022/11/25
おいしゃん
40
CMの謎の美女を取り巻く、ネット民、芸能界、嫉妬に燃える同業者たちを描く。平穏に一般人として生活していて、あるきっかけで一気に有名になった人とか、きっとこの主人公のような思いをするのだろう。冗長な感もあるが、縁のない芸能界の一片を垣間見れた作品ではあった。2022/10/14
あかは
38
CMに出た謎の女性の正体を巡る話。時系列が少し前後したりするので、間をあけずに読むのをお薦めします。ネット社会って恐ろしいですね。同じ目にあったらノイローゼでおかしくなってても仕方ないかも。話のおとしどころとはよかった。情報をばらまいた張本人は最後までわからず、びっくり。優しそうな人、わがままな人いろいろいるけど、一面だけ見て決めつけちゃいけないものですね。芸能界、週刊誌どちらも怖いわー。でも、興味深い読書時間でした。2023/04/15
Junichi Yamaguchi
37
『ネタは生もの』… 改めてネットの怖さを感じる。 沢山の思いが交差する中で「嘘」と「本当」、「優しい嘘」と「悪意のある本当」。 「嘘」を肯定するわけではないが、「本当」を肯定するのも難しくなってきたのかもしれない。。2022/09/19




