講談社+α新書<br> 世間ってなんだ

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講談社+α新書
世間ってなんだ

  • 著者名:鴻上尚史【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2022/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065297483

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内容説明

自分を取り巻く「世間」が息苦しいと感じたら、
ときどきは「世間」を出て「社会」に出よう。
「社会」は、たぶんあなたが思っているより、ずっと広くて、ずっといい加減だ。

「世間とはなにか」についてずっと見つめ、考えてきた。
中途半端に壊れ続ける「世間」ではなく、他人同士が共存する「社会」とつながるコミュニケーションとは?
そして「世間」が生み出す同調圧力、クレーマー、謎ルールを乗り越え、生きていく方法とは?
世間に困ったとき、必ずヒントになる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

水色系

21
鴻上尚史さんの人生相談のファンなので手に取った。「世間がこう言ってるから…」というのは思考停止になるのだろう。他者に対する思いやりのある人間になりたいと思っているけれど、そうであれば想像力を働かすことが大事だな。2022/11/08

こも 旧柏バカ一代

19
世間と社会。日本は信用できる社会が少ないとプレディーみかこさんの息子さんが言っていた、、また読もう。その世間にから裏切られたり拒絶されると社会に縋れるものが日本には少ないらしい。。ある事はあるけど世間から拒絶された人は見つける事が難しいらしい。何となく分かるな、、見える世界が狭まってるから見えなくなってる。そういった者が多くいるから現在の不寛容な社会にもなってる?そうなると、お昼ご飯を食べるバス運転手にクレームを言ったり、バス運転手に遅れてるのにトイレに行くとは何事かと怒鳴る人が出て来るらしい。2023/08/24

あっくん

14
鴻上さんのエッセイ選集。最後のあとがきで定義している「なぜ日本人は社会を信頼できないのか?」という問いに考えさせられた。鴻上さんのいう「社会」とは利害関係がない、その場限りでの人間同士の繋がり、と私は解釈している。「世間」はその逆で、利害関係があり持続的な繋がりがある様々なコミュニティのことだ。私なりの回答は考える、自分なりの意見を持つ、それを発信する、行動するという一連の「能動的」なアクションは基本面倒くさい。社会では能動的でないと情報も知識も入ってこないため世間が全てと視野狭窄になるからではないか。2023/02/12

ほじゅどー

9
★★★★世間=自分に関係する友人知人。社会=自分に全く関係のない人。日本人は社会(クレーマーなど)から言われたことを世間とみなし、過剰に反応しがち。実名のSNSは自分の精神的自由な空間に世間を持ち込む。匿名のSNSは自分の(世間でなく)「社会」を強化する。知らない人と会話するスキルが必要。「世間」を強化するより「社会」を強化した方が自分の世界が広がり、結果的には幸せになるのでは?2023/07/06

黒頭巾ちゃん

8
耳読▼新たな視点が得られる▼日本はじゃんけんという偶然で物事を決めるが、欧米は自己主張しあって決める。じゃんけんでは思考は育たない▼いじめられた側が転校は理不尽。いじめた側こそ転校させるべき▼コメントが必要でない場面でも素人が質問するのがうっとおしい▼人にはそれぞれ物語がある。自分だけの物語だけではない。分かりやすい物語は思考を奪う。2023/04/20

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