内容説明
テレビ、新聞を手玉に取る「コミ戦」の罠── 2015年3月、テレビ朝日「報道ステーション」で、コメンテーターの古賀茂明が突然「官邸からの圧力で降板させられた」旨を激白。官邸側は「放送法に抵触する」と反発した。政府はその後もテレビ局の幹部を呼んで事情聴取をするなど、マスメディアに対する介入を強めているように見える。その裏側には、1990年代から自民党が脈々と蓄積してきた「コミュニケーション戦略」があった。「大政翼賛報道」の裏側で何が起こっているのか?数々のニュース番組に携わった第一線のジャーナリストが当事者への取材でつかんだ政党による「メディア管理」の真実。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星辺気楽
2
国民の血税を遣って最大限にメディアを支配し利用する。絶対、奴らを通してはならない。おそろしい国になる。2016/06/21
kk
0
"...「公平性」というものは、いまテレビ現場では現実的に「たんなる体裁程度のもの」としてしか具現化されていないのだ。理由をあれこれつけているものの、突きつめれば、大した「公平性」にはなっていないのである"(55p) その意味で、本書は「公平性」の担保を目指すというよりは、関係者のインタビューや証言(しかもその大部分が匿名)をもっぱら筆者のプロットを強化するために利用している印象だ。我々メディアの消費者は、メディアの「公平性」の幻想などはさっさと捨てて、各自なりにリテラシーを鍛えるしかないのかもしれない。2016/11/17
Akihiko Kimura
0
本の内容とは少しずれるが、安倍政権のメディアに対する注文に危機感を感じている。かつての暗黒の時代の始まりも、そうした動きがあったのだと思う。メディアも私たちも、「物言えば唇寒し」の時代にならないよう、政府をしっかり監視していかなければいけないと思う。2015/10/01
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