内容説明
六十年余りのアメリカ空軍の歴史のなかで、“A”ナンバーを冠する攻撃機として初めから空軍向けに開発され、制式化された唯一の機体、それがA-10サンダーボルトIIだ。二度にわたり参加したペルシア湾岸の戦争では、機首に装備した七砲身30mmガトリング式機関砲でイラク軍戦車を鉄屑にし、アフガンの砂漠では、対空火器をものともしない驚異的な耐弾性を発揮して友軍地上部隊の危機を幾度となく救った。本書では、機体寿命の延長と装備のアップグレードを施されて生まれ変わった“21世紀のA-10”の魅力をたっぷりとお届けする。