内容説明
「私はいつかこんな日が来るだろうと覚悟もしてた」
王妃の重病を治したことで、アレシアの【癒しの力】が王家にばれてしまう。
さらに、敵対する隣国もアレシアの力を探ろうと農園に干渉してくるように――。
「この国の人々の役に立ちたいのです」
アレシアは奇跡の農園を守るため、王家に真実を明かして庇護を求める。
第一王子マークスとの縁もあり、王家とは円満な関係を築くのだが、
その交流の中で、前世アウーラの真相を知ってしまう。
「水よ、現れよ!!」
苦悩するアレシアだが、多くの人の支えを受けトラウマを克服。
水の魔法使いとして覚醒し、母国のために尽くすと決意を新たにする。
「マークス様、協力体制なら異存はありません」
マークス王太子とアレシアは、砂漠の国を豊かにしようと活動を始めるが……。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
58
ちょっと能力がすごすぎて(笑)というか、水の性能がオールマイティすぎる。この国なら水が出せるだけでものすごい奇跡だと思うんだけど(笑)でも、穏やかに進んでいったストーリーがたても良かったです。2025/03/18
はつばあば
51
ホント好きやわぁ。昨夜読み上げたのですが今日もう一度1巻2巻と(#^.^#)。前世恨みつらみを持って斬首された魔女が生まれ変わった。生まれ変わっても魔女なのに愛情たっぷり与えてくれる両親。そりゃ癒しの力も育まれることでしょう。今回はその癒しの布を王妃様に。そして魔女はまたもや王子様と結婚するのですが、二度と誤った結婚はせずにそれはそれは幸せに暮らして双子の赤ちゃんまでも授かる。愛を与えられるから愛される人にもなることができるし我儘な人にもなってしまう。子供を、人を育てるって難しいですよね2024/01/03
尚侍
9
面白かった。良くも悪くも地味な能力であることに加え、前世での出来事が枷となって話を膨らませにくいという制約がある中で、駆け足ではあったものの最後まで描き切れたのは非常に良かったと思います。この手のテーマにしては珍しく家族の絆がしっかりと描かれていたことで、アレシアの立ち位置が最後までぶれなかったので、物語に安定感がありました。俺tueeee色の強い作品ばかり読んでいると、こういう地に足のついた作品は心に染みますね。2022/09/29
まき
8
悪人も少しはでてくるけど、サッサと片付けられるし、みんな良い人で優しい話でした。王子なのに思いやりのある立派な方だなぁ。幸せになって終わって良かったです。2024/11/01
dorimusi
7
図書館本。Web既読。図書館にあったので借りてみた。ショートショートで水増しして2巻にした感は拭えないけど、いい人いっぱいのいい大円団な話しでした。2024/04/30