内容説明
「俺の策はあらたな“猛将”を手に入れることだ」
アルカナという「タロット」になぞらえた二二人の魔王と、
召喚した英雄を従え覇を競い合う騒乱の世界、カルディアス。
下剋上を果たすべく反乱を起こした《愚者の魔王》フールは、
刺客である源義経を退けあらたな領土を得る。
しかし、大きくなった愚者の国を統治するためには兵力が足りない。
そこであらたな英雄として剣豪・上杉謙信を従えるため、フールたちは敵国、悪魔の国へと向かう。
これは愚者と蔑まれる希代の天才魔王と、負け組英雄たちの異世界改革譚。
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感想・レビュー
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真白優樹
8
戦車の国を支配する為に新たな猛将を求め、悪魔の国へ出向く今巻。―――礼儀を以て人心を得て。それが彼の魔王道。 上杉謙信や直江兼続、更には湖の騎士といった新たな将たちが舞台を彩る中、悪魔の国と女教皇の国の連合軍に窮地に立たされる今巻。部下にも死人が出る、更なる戦いが始まる巻であり、フールの中である感情が変化していく巻である。戦いが深まり、フールの元に集うのは、更なる仲間と新たな領地。どんどんと彼が力をつけ周囲を驚かせていく中、今度はどの国が相手となるのか。次に現れる将軍とは。 次巻も勿論楽しみである。2022/09/24