内容説明
「天井桟敷の人々」「霧の波止場」など恋愛映画の名脚本家であり,シャンソン「枯葉」の作詞家でもある,フランスの国民詩人ジャック・プレヴェール(1900―77).恋人たちの歓喜と悲哀のみならず,戦争や日々の労働のありさまを,ユーモアと諷刺につつんでうたいあげた,ことばの魔術師のエッセンス.(解説=小笠原豊樹・谷川俊太郎)
目次
『ことば』より
くじら釣り
美しい季節
われらの父よ
セーヌ通り
劣等生
帰郷
演奏会は失敗だった
葬式に行くカタツムリの唄
朝寝坊
景色が変る
血まみれの唄
こども狩り
家族の唄
わたしはわたしよ
手回しオルガン
朝の食事
絶望がベンチにこしかけている
はがねのむすめ
鳥さしの唄
まっすぐな道
結構な家系
主顕節
脱穀機
自由な町筋
大きな赤い
唄
花屋で
そして祭はつづく
日曜日
庭
夜のパリ
花束
バルバラ
鳥への挨拶
なくした時間
天使との戦い
『見世物』より
地方色
あかりを消して
ライムハウス
記憶のなかで
戦争
仲良く笑うために
荒涼たるデリカシイ
サンギーヌ
鰯の罐詰を作る女工たちの唄
ひまわり
結構なくらし
恋する二人
水死人
練兵場にて
血と羽根
ピカソのエッチング
闘牛
祭
『雨とお天気』より
脳味噌のない小さなあたま
はやくこないかな
雪掻き人夫のクリスマス
イン・メモリアム
『ものがたり』より
探険
五月の唄
幼年時代
小川
流れ星
祭(フィエスタ)
猫と小鳥
勘定
ある男
とかげ
銃殺された男
燈台守は鳥が好きで好きで
沖仲仕の心
キスして
あなたが眠るとき
夜の音
へんな星だね
悲しい生きものたち
こどものための冬の唄
学校から出てきたら
駝鳥
羚羊の生活より
キリンのオペラ
島の馬
檻のなかの若いライオン
〈シャンソン〉枯葉
解説(小笠原豊樹)
ほれた弱味(谷川俊太郎)
感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
しゅてふぁん
zirou1984
スプーン