人はなぜ握手をするのか:接触を求め続けてきた人類の歴史

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人はなぜ握手をするのか:接触を求め続けてきた人類の歴史

  • 著者名:エラ・アル=シャマヒー【著】/大川修二【訳】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 草思社(2022/09発売)
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  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225979

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内容説明

時代が移り変わっても、
“握手”は死なない――
気鋭の古人類学者が、握手の起源から現代の握手事情まで
古今東西の「握手史」を縦横無尽に考察した快作。

人類誕生以前の時代の握手から、
古代のメソポタミア・ギリシャ・ローマでの握手、
帝国主義により姿を消した未開地域での特異な握手、
接触を避けるアジア式挨拶、現代史に刻まれた著名人による握手、
パンデミック期の「反握手」運動まで、
古人類学者が古今東西の「握手」を縦横に考察。
人類の根源的欲求「握手」の歴史と底力に迫った快作。

●握手の起源は、人類誕生よりはるか昔の700万年前
●チンパンジーは仲間と喧嘩した後、握手をしていた
●文明社会から隔絶された未接触部族も、握手をする
●指パッチン、ペニス握手…あまりに多様で豊かな握手の世界
●米国と中国の「不穏」な握手、ダイアナ妃の握手…歴史に残る握手シーン
●パンデミック下での「反握手」の歴史と、握手の蘇生力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4fdo4

9
コロナ禍で握手を控えた時期に書かれた本。握手とはそもそも何だろうか。著者は26歳まで厳格なイスラム教の元で生活をしてきたイギリスの古人類学者である。握手は中世の騎士道が発祥で「武器を持っていない」事を相手に示す挨拶であり、握った手を振るのは「袖にも隠していない」という説を信じている人はいまだ多いらしい。私もそんな気がしていた。その辺をすべてひっくり返していく。握手に特化した本は初めて読んだ。とても興味深く読んだ2024/03/31

乱読家 護る会支持!

4
性愛感覚を感じる事が少ない、同性間でも異性間でも気軽に行える身体接触を伴うコミュニケーションの一つとして、「握手」の文化が人類に広まってようです。 ちなみに僕は、同性間の親愛のコミュニケーションとして、「お尻を触る」をよくやってしまうのですが(相手が嫌がらなければですが)、これも「握手」のようなものなのでしょうね。 知らんけど(笑)2023/02/14

takao

2
ふむ2023/05/16

亀山正喜

1
握手の深さを知ることができた。人間が知覚していると意識できるものは限られているのだろう。2024/04/12

お抹茶

1
コロナで「追放」された握手の歴史をユニークに語る。チンパンジーもボノボも握手をするので,700万年前から握手はあったのではないかと推測。握手文化の例外は極東の「触れない文化」で,握手しない理由として,古代の疫病の流行に対する文化的反応の名残りと著者は想像する。握手が禁止されたのはコロナが初めてではなく,黄熱,スペイン風邪,エボラ出血熱の時にも握手は禁止されたが,回復した。科学書というよりはエッセイに近い文体で,「DNAレベルで定着している握手文化」の強さを実感できる。2023/02/19

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