火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側

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火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側

  • 著者名:下駄華緒【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 竹書房(2022/09発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801932555

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内容説明

全世代注目の火葬場YouTuber

死と向き合い続けてきた一級火葬技士の
壮絶な体験談とあなたへのメッセージ!

火葬場――あなたも死後必ず連れていかれる場所。しかし、その実態は謎に包まれている。

そこで、元火葬場・葬儀屋職員の下駄華緒を水先案内人に、火葬場の隠された真実を明かし、普段見ることのできない火葬場の裏側やダークサイドを白日のもとにさらしていく…

* * * * * * * *

蓋が幾重にも目張りされている棺
 
轢き逃げしたのち無届で火葬…最悪の隠蔽事件
 
転売されている遺体についた指輪
 
職員が失明する可能性も。危険すぎる遺体
 
死んだらモノになる…その言葉に隠された真実

* * * * * * * *

――など40話収録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

147
心霊スポットについては多くの本が出ているのに、火葬場に関するものは少ない。事実か否か不明の噂ばかり流布しているが、そんなフォークロアを火葬場と葬儀屋で働いた著者は丁寧に解説していく。お骨についた貴金属が売却されたり、ひき逃げ死者の遺体を加害者が勝手に焼いたとはトンデモ話と思っていたが事実であった。父を火葬した際に喉仏を拾ったつもりが、実は第二頸椎だったのだ。ペースメーカーを入れた遺体が爆発したり、暴力団の参列者が傷だらけとは新たな伝説が生まれたか。死体処理に無知な現状が、勝手な想像を呼び込んでいるようだ。2023/08/12

そら

88
元火葬場職員だった著者が、火葬場という場所や仕事のリアルな体験談。結婚式場や葬儀所とは違い、日本国民ならば誰もが最後に必ずお世話になる場所。この世に存在した証の肉体が消滅する最後の場所。もっと早く知っていたら、私はこういう仕事もやってみたかったかも。生まれてくる神秘より、人の最期の方が気になる私。興味深くて一気読み。その後就寝しましたが、夢や眠りには全く影響ありませんでした(笑)2023/02/22

HANA

70
この表紙だとどう見ても怪談にしか思えないが、その実真面目なお仕事エッセイ。火葬場はどうしても死を連想させ、曰く言い難いような印象がある。本書は普段立ち入る事はなく、裏側は一層知りがたい火葬場のあれこれが詳しく書かれている。火葬場に関する噂から実際にあった諸々の事件、窯の裏側で起きている事とか著者が火葬技師として体験した事等が余さず語られていて読んでいて飽きる事がない。ただ割と火葬場に行くことが多いので、見聞きした話もしばしばあるけど。とあれ普段ならあまり立ち入る事のない火葬場のあれこれ、面白く読めました。2022/10/30

がらくたどん

60
同著者のコミック本のご感想に惹かれて。「お葬式」関連で。タイトル・副題ともに刺激的だが土葬が衛生面からも大きく制限されている国内で「葬式」以上に避けて通れない「お別れ」の終着点を司る火葬技師さんのお仕事を紹介するレポート。行政的にも埋葬までの一項目に位置付けられる手順なのに葬主経験者でも知らない事が多く、ましてや火葬場まで付き添うほど近親者の葬送そのものが未経験な人には未知の場所の未知の手続き。知らない事が恐怖に繋がり妙な都市伝説まで生まれることもあるという。大切な人が人の形を脱ぐ場所の事。知っておきたい2022/10/17

あっか

54
新刊。あ、火葬場で働く僕の日常(コミックエッセイ)の方なのね。怪談師さんとのことだけど、世の中のためにも火葬場で働く人の為にも隠されがちな火葬場のことをもっとよく知ってもらいたい、というスタンスで至極真面目な一冊です!(それだけに、章題をなぜあんなにおどろおどろしくするのか疑問…)確かに火葬場や火葬ってどうなってるか謎でしたが色々知れて普通にタメになります。炉掃除の話が1番怖いですw地元の火葬場では違和感など感じたことがなく、恵まれているなーありがたいなと思えました。2022/09/25

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