小学館文庫<br> 突きの鬼一 鉄扇

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小学館文庫
突きの鬼一 鉄扇

  • 著者名:鈴木英治【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 小学館(2022/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784094071818

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内容説明

弥佑死す!?そんなことがあってたまるか!

血相を変えて飛び込んできた北町奉行所同心・服部左門の一言が、一郎太と藍蔵を絶句させた。犯行現場の路地に横たわる弥佑は、正面から袈裟懸けに一刀両断されたらしい。

野次馬をかき分けるようにして弥佑の父・照元斎と検死医・源篤が現われた。正面から挑んで、弥佑ほどの遣い手を倒す者が江戸にいるとは思えない。

案の定、首筋に針の穴のような跡が見つかる。紫に変色した唇や指先は、弥佑が呼吸困難に陥った兆候だ。トリカブトを塗った吹矢を使用したに違いない、と照元斎が断言する。下手人は椎葉虎南、初老ながら並外れた業前の持ち主だという。

弥佑はこれまで陰になり日向になり、一郎太の身辺を警護してきた。さっそく、弥佑の住処を探し当てた一郎太は、文机に残された、誰が新田与五右衛門に漏らしたのか、と記された覚書を見つけて呆然とする。

新田は御広敷膳所台所頭の地位を利用して悪事を働き、一郎太に成敗されたばかりだ。弥佑が新田を調べていた!? では、新田が一郎太の命を狙っていると踏んで、秘かに警護しようとしていたのか。一郎太と藍蔵の必死の探索が始まる。

大好評書き下ろし痛快時代小説第8弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

24
【図書館】シリーズ、第8弾! 興梠弥祐が死んだ? 悲嘆にくれる一郎太、おのれ、この仇は討たねば。 犯人は椎葉虎南、しかし、それは恐るべき凄腕の忍びだった。 気になっていた行方不明の臼田耕助を苦労の末、葬った。 残るは憎き虎南のみ、果たして、この強敵に勝てるだろうか。 最後の最後に、アッと驚くどんでん返しが・・・ますます、快調な「突きの鬼一」これからどんな曲者が現れるのだろうか、楽しみです。 2023/08/11

ひさか

20
2022年9月小学館時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ8作目。前作から1年2か月ぶり。絶対的な強さを誇る椎葉虎南に興梠弥佑なしで立ち向かう一朗太と濫蔵の話。ラストの対決シーンは圧巻。タイトルの鉄扇がどう関わるんだろうと考えて、そういえば表紙には吹き矢を鉄扇で払う絵があるしな〜と思いながら読み進めて、まぁ当たってましたが、実際には違ってたと言うどんでん返し的なラストにしてやられました。2023/06/02

goodchoice

1
苦しい闘いだった。2023/01/29

好奇心

1
藩主の身分を捨て、忠臣と市井に生きる若殿様、忍びをはじめ、いろいろな剣技を極めた者たちとの活劇時代所説を堪能させて貰った、吹き矢の対抗手段として磁石式鉄扇での対応は発想が面白かった2023/01/09

Masayoshi Arakawa

0
20221223 550 無事読了です⁉️2022/12/23

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