人を動かす「正論」の伝え方

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人を動かす「正論」の伝え方

  • ISBN:9784295407362

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内容説明

譲れない思いを上手に伝える技術!

正しいことを主張する時は
「言い方」が10割!


皆さんは「正論」と聞くとどんなイメージを持たれるでしょうか?
「どうもあいつは正論ばかり振りかざすヤツだ」とか、「正論を言う前に、あなたの本音が聞きたい」などと使われるように、あまりいいイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。
これが欧米などの社会になると、かなり状況が異なります。「正論」を主張するのは当たり前で、それが社会のためにもなるのだという確信の下、主張されるわけです。
ところが日本の場合、理屈が正しいかどうかより、その場の空気や流れを重んじます。理屈では明らかにおかしいと思うことに対して、心の中ではおかしいと思っていても声を上げません。

「無理が通れば道理が引っ込む」という言葉があります。いまの日本の社会を見ると、本来そうであるべき「道理」がことごとく端に追いやられ、間違った考えややり方=「無理」がまかり通っていることがそこかしこに見られます。
皆さんの職場を振り返ってみて下さい。どう考えてもおかしいと思われるルールや習慣がありませんか? 出張の際のこまごました規定や持ち帰りの残業、恣意的な人事など、本当ならばおかしいと思われることがあっても、社内で異議を唱える人がいない……。
このままだと組織自体が潰れてしまうし、その前に自分自身が潰れてしまう。そういう切迫したケースもあるでしょう。

筆者自身、これ以上財務省の好きにさせていたら、日本が潰れてしまう。とてもこのまま見過ごしておくわけにはいかない──という思いから「積極財政論」という「正論」を主張し、徐々に賛同者を増やしてきました。
相手が巨大であるほど、それを覆すのは容易ではありません。部下が上司に対して、正面から正論をぶつけても跳ね返されるのがオチでしょう。
ではどのように伝えれば、相手を動かすことができるのか、その戦略と法則を本書でじっくり確認してみてください。

【本書の構成】
はじめに 正しいことほど伝え方が難しい
第1章 正論とは弱者が強者に立ち向かう唯一無二の武器
第2章 人を動かすために必要な「方便」の使い方
第3章 正論の「組み立て方」と「通し方」
第4章 「敵」を説得する前に「味方」を増やすことが大事
第5章 人を動かすには「諦め」「意地」「媚び」が必要

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

28
私たちは小説を読むと、感動したり興奮したり、あたかもそれが現実の出来事のように感情が動き、音楽はよりストレートに人の感情に作用する。メロディーによって喜怒哀楽を感じ、リズムによって気持ちが高揚して、体が自然に動く。純化された正論は、このような物語や音楽に近い作用を私たちの中に引き起こし、その感情は行動へとつながっていき、それが世の中を動かし、変えていく原動力になる。さらに言うと、そのわかりやすさは自分にも良い影響を与え、物事がクリアに理解できるようになり、より複雑で高次の問題もするすると解けるようになる。2023/10/04

あっきー

4
正論の定義が今までの認識と異なり驚いた。自分の考えをどうやって通すか、広めるか、達成するかに関しての考え方は納得感があったが、それを正論と呼んで良いのかには少し違和感を感じた。著者のこれからの活躍を楽しみに見ていきたい。2023/11/16

黒頭巾ちゃん

4
▼対立軸を出す▼掴みとして、結論から伝えますが、●●はご存知ですかとする▼キャッチフレーズ▼数字を使う▼他者に動いてもらうために味方を増やすこと▼敵を説得ではなく、仲間を増やす▼正論を張って徹底的に戦う姿勢をみせること▼橋下徹は論理が破綻しており、パフォーマンスだけ→大阪都構想は大阪市の財源を奪い、大阪を劣化させるもの▼敵であっても繋がりはもっておく。共感できる部分▼媚び→意気地→諦め▼安倍晋三を礼賛。想いと行動が逆で、筆者と真逆のことをして結果を出せなかったのに。これも、敵と繋がっておくための策か。2022/10/29

りっちー

2
藤井さんのシンパの方には、どうしても読みたい本だと思いますが、私は違うので相応の評価です。 でも、MMTについて知ったり、安部元首相についての藤井さんの考えが分かったりと得たものもあって、本の読みやすさもあって、おススメかもしれません。 ブーメラン的なお話も多々書かれていますけれど、悪い人じゃないんだろうなくらいはわかります。2022/10/16

Takateru Imazu

0
人を動かす「正論」の伝え方 著:藤井聡 「かくあるべき」という強い思いによって生まれた考えや理想、誰が聞いても「一理ある」と腑に落ちる論理=正論こそが、いまの時代に求められている。逆に言えば、いまの時代、政治にしても行政にしても、あるいは日常の仕事においても、すっかり「正論」が消え失せた時代だと言える。 正論とは、いつの時代であってもリスクを伴う。自分が正しいとばかりに声高に主張すれば通るものでもない。「正論」をどのように主張すれば、より多くの一人に受け入れられるかについて本2024/01/06

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