内容説明
その言葉で励まされ、その言葉と生きてきた。――五木寛之さん、黒柳徹子さんから近所の大工さんまで。日本全国、有名無名、いろんな人と会って語って、知恵をもらった。50年の仕事で心に残った、優しく厳しい言葉の文化!
初めに言葉ありき――
その言葉にめぐりあい
その言葉を友とし
その言葉で励まされ
その言葉のままに
その言葉と生きてきた
その言葉は……。
誰にもあるそんな言葉を思い起こして1冊にまとめてみた。通りすがりに聞こえた言葉。インタビューで答えた言葉。対談で忘れられない言葉。人に逢い、人と語り、マスメディアの中で、教えられ、育てられた数々の言葉。そうしたおしゃべりも活字文化や映像文化と同じ文化として考え直すべきだ。だから名づけて「おしゃべり文化」。
●「出家」とその妻
●坊主の息子vs.牧師の息子
●集団離婚宣言
●男も化粧を
●戒名のいる人、いらない人
●「老いて美しく」の勘違い
●待ち合わせは本屋で
●「ひとりではできません」
●恥をかくのがいい気持ち
●「心の主治医」に聞く
目次
第1章 信心を語る
第2章 変身を語る
第3章 覚悟を語る
第4章 メディアを語る
第5章 演芸を語る
第6章 仕事を語る
第7章 旅行を語る
第8章 常識を語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
50
歳月とともに、失われていくものたち。風景、人、もの、文化。変わらず引き継いでいかなければいけないものとはなんだろう。まだまだひよっこの自分だからこそ、しっかり考えていかねばならないと思った。2016/06/20
喪中の雨巫女。
12
《私‐図書館》久しぶりに永さんのエッセイ読みました。奥様が亡くなる前の作品みたいでした。2011/05/26
ゆうゆう
4
初の永さん、読了。メディアを語るは、テレビっ子世代で、当たり前のように、背景のように、BGMのように、テレビは片時もついている世代…テレビに依存か(笑)?これ!ラジオや活字の世界で鍛えられる想像力は、頷ける。2016/09/11
しんしん
3
テレビも見ない、ラジオも聞かない自分が、(名前だけ知っていた)著者の永六輔さんをこの本で初めて知って、好きになった。 そんなことを本人に言うと、「よせやい、男に好かれたってうれしくともなんとももねえや」みたいに言い返されるのかなと、勝手に想像してにやにやしてしまった。2015/11/25
mike101486
0
永さんの話術の素晴らしさに再感動。登場人物の大半が既に他界された方々で有り、当時の逸話がテンポよく書かれていてまた後日再読したい。2013/12/11
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