脳の外で考える - 最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法

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脳の外で考える - 最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法

  • ISBN:9784478114971

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内容説明

人間は頭だけを使って考えるほどバカになる。抜群のアイデアや大切な人生の答えは、「脳の外」で考えればあっという間に見つかっていく。様々な科学的研究から「脳の外」で考えることの有用性を実証した稀有な一冊。さあ、あなたも机から立ち上がり、「脳の外」の冒険を始めよう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

37
”脳の外”と一口に言っても身体や環境、対人関係や所属組織にも及ぶため、広範な学びを得ることが出来る。裏付けとしての面白さもあり。各カテゴリーはあまり掘り下げられていないが、その分良い意味で新書のように読みやすく、ページ数を苦にすることもなかった。個人の思考や発想力、生産性に繋がる実用的な事柄以外にも、格差社会やダイバーシティなど、この世界への大きな視点にも広がりを見せる良書。もう少し早く、願わくば学生時代に出会いたかったが、原書も去年発行されたばかりなのでそれは仕方ないことだろう。2022/09/02

よっち

33
第一線で活躍する科学ジャーナリストが、神経科学、認知科学、心理学など、世界中のあらゆる研究結果を調べ尽くして導き出した思考力や学力、記憶力、洞察力を高めるメソッドを詰め込んだ一冊。脳の外のリソースを活用するだけで人間の思考力や学力、記憶力、洞察力は活性化する。内受容感覚やレジリエンスを高めたり、体を動かしながら考えることで高まる理解力、ジェスチャーの有効性、自然に触れたり環境を整備することの有用性、模倣することで磨かれる共感力や理解力、グループで思考することの重要性は実感としても頷けるものがありましたね。2022/09/23

ta_chanko

25
瞑想・ボディスキャン・散歩などで内受容感覚を磨く。自然環境に触れ、プライバシーが守られた「自分の場所」で思考する。空間と関連づけて記憶する。メモや図に書き出す。大きなディスプレイを使う。ジェスチャーを駆使して話す。先行者を積極的に模倣する。他者と議論し、一緒に行動し、分担し、社会的に思考し、教える。自分の頭脳だけで考えるのではなく、身体・環境・他人など、あらゆるものを駆使して「心を拡張」する。『脳の外で考える』2022/11/09

てつJapan

19
【良かった】脳は思ったほどスーパーツールでないため、脳ばかりに頼らずに周囲のものを使って思考力を研ぎ澄まそう、という話。最初のTipsである、ボディスキャンはよく意味が分からなかったのですが、それを超えると面白くなります。必ずしもオープンスペースがクローズドスペースより思考の点で優れているわけではないなど、私にとって新たな知見がありました。なんとなく表題と内容はあっていない気がします。2023/03/08

はるき

17
 無機質な職場で一人黙々と解決策を考える孤高の天才。そんな奴いやしないさ。人間も動物の一種で、脳みそも臓器の一つ。だったら種の本能に沿った方法を選ぼうじゃありませんか。自然と触れ合う。集団の力を借りる。体を動かす。実感して学ぶ。真似して覚える。凄く面白かった。2022/09/16

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