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内容説明
宗教2世。親が宗教を信仰している家の子供。宗教ありきで育てられ、世間とはずいぶん違う生活を送っています。
参加してはいけない学校行事があったり。
薬を使わせてもらえなかったり。
人を好きになってはいけなかったり。
休日は宗教活動のための日だったり。
もちろんそこに幸せを見出す人たちもいるけれど、中には成長するにつれて苦しさを感じる子供達がいることを、知ってほしい。
著者含む、7人の宗教2世たちが育ってきた家での出来事をマンガ化した作品が、加筆修正を加え、単行本化。
単行本描き下ろし収録。
「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介された、今年最注目のノンフィクションコミック!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
94
【捨てる神あれば拾う神あり】 著者含む7人の“宗教2世”の半生を描き、集英社ウェブに連載しSNSでも話題になっていたのに、突然の連載終了と梯子を外されるも、文春が救いの手を――。描き下ろし45頁も収録し単行本化。第5話後に、エル・カンターレ総裁の某○○の科学から抗議を受ける。集英社編集部の「お詫びとお知らせ」では、<あたかも教団・教義の反社会性が主人公の苦悩の元凶であるかのような描き方をしている箇所がありました>と、連載公開終了の原因が作者にあるかのような書きぶりだが、これぞ宗教2世を取り巻く現状か……⇒2022/12/30
シャコタンブルー
77
親が宗教を信仰している家の子供の7話のノンフィクションコミック。7話とも異なる宗教であるが、今問題になっている宗教や巨大宗教、新興宗教も忖度なしに描いている。生まれた時から宗教が空気のように存在し、それを信仰する事が当たり前で育った子供達。幼い頃は何の疑問も抱かないが自我が芽生えると「普通でない生活」に次第に違和感を抱く。物事の全てが宗教が最優先であり、子供の人権や自由は全くない。親を悲しませたくない為に信仰心を捨てきれない子供が次第に心を削られ病んでいく様子が悲しい。宗教2世の叫びが伝わってきた。2022/11/29
ヨーイチ
75
時節柄ちょこっと読んでみた。実はこう言う本を読んでいると、あまり良い感情を抱かない友人が沢山いる小生も条件付き、特殊環境の二世とカミングアウトしておく。普通の(この物言いも問題有りなのだが)感覚で読書に勤しむ爺いなのは小生のコメントを読んで下さる読書メーター子は分かって下さる筈だが。他人事ではない感覚は有る。真面目に深く考えるのは苦しいけど、矢張り大事な問題を提起している。取り敢えず新宗教と呼ばれている代物から「新」が取れる日が来るのかなぁってのが若い時からの疑問。まさか宗教を否定する訳にもいかないし。2022/11/20
Karl Heintz Schneider
64
信仰の自由、それはいい。でもその子供は否応なく同じ道に引きずり込まれる。子供に逆らう術はない。出版業界において宗教に関することはタブーとされがちだが、これは勇気ある告発だ。心に残った言葉がある。「宗教のことなんて何もわからないまま、ただあなたを喜ばせたかった。あなたを笑顔にする方法は宗教しかなかった。」お祈りすることでお母さんが喜ぶから、意味も分からないままそうしてきた。そんな子供の純粋な気持ちにつけこむ宗教は親のエゴでしかない。自分が信じたければ信じればよい。でもそれを我が子に強要するのは虐待だと思う。2023/04/01
たまきら
56
様々な宗教2世のエピソードを紹介している本です。胸を痛めつつ読み終わり、あとがきを読んでいたら一度は出版を約束した出版社が二の足を踏んだので文藝春秋から出版したといういきさつが紹介されていてぞっとしました。盲信の弊害は、下の世代により多くしわ寄せが行く…。あと、無関係なようでそういえばセミナーに行ったなあ、とか、献本されたなあ…と入り口付近には実際立ったことがあることに気づきました。遠い話ではないのです。2023/07/21
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