講談社の創作絵本<br> クジラの進化

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講談社の創作絵本
クジラの進化

  • 著者名:水口博也【文】/小田隆【イラスト】/木村敏之【監】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • 特価 ¥852(本体¥775)
  • 講談社(2022/08発売)
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  • ISBN:9784065284223

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内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

体重160トンにも達するシロナガスクジラや、1000メートルもの深みにもぐることができるマッコウクジラ。

陸から海へ生活場所をうつしたクジラたちは、気が遠くなるような時間をかけて体を作り変え、世界中の海で暮らすようになりました。

4本足で歩いていた「パキケタス」、「歩くクジラ」の名前をもつ「アンブロケタス」、巨大な爬虫類のような「バシロサウルス」……だれも見たことがない絶滅したクジラたちが臨場感ある絵で甦ります!

5000万年のクジラたちの進化の旅を目撃しましょう。

*生物の系統樹デザインの第一人者、坂野徹氏による、鯨類の進化の過程がイメージでつかめる系統樹も掲載!

<いまぼくたちの目の前に生きている生き物たちが見せる姿かたちやくらしぶりは、何億年という長い期間のなかで偶然に起こった限りない数の、そのひとつずつはほんとうに小さな変化の積み重ねによってできてきたものです。

もし、地球上で生物が死にたえたあと、もう1度芽生えた生命から進化がはじまったとしても、あるいは地球と同じような環境をもつ惑星のうえで命が芽生え、進化をはじめたとしても、二度と同じ道筋で進化が繰りかえされることはありません。

それは1億回、1兆回サイコロを振って、1億回、1兆回とも同じ目が出つづけることがありえないのと同じです。

限りない数の偶然の積み重ねが「奇跡」という言葉で表現できるなら、ぼくたちがいまの姿で、クジラたちがいまのクジラたちの姿で、この地球上にくらしていることのすべてが、奇跡といえるものです。

さらに40億年におよぶ進化の歴史のなかで、最大の動物であるシロナガスクジラが生きている時代に、ぼくたちが生きていることは、それ以上の奇跡といえるでしょう。

地球上に生きるひとつひとつの命、ぼくたちが生きる一瞬一瞬、そのすべてがかけがえのないものです。それは、そのそれぞれが二つとして同じものがなく、二度と繰りかえされることがないからなのです。

その事実こそ、クジラをはじめいま地球の上で生きる生き物たちの姿からぼくたちが学ぶべきものなのです。> 

ーー水口博也(あとがきより)



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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

86
科学知識絵本。読み聞かせ可能。いまから1億年前は恐竜の時代。9000万年前に魚竜が6600万年前に恐竜が姿を消す。5000万年前川辺にパキケタスがいた。4000万年前ムカシクジラのバシロサウスルがいた。2500万年前ヒゲクジラのエチオケタスが現れ、1500万年前にハクジラのスクアロドンが現れた。1000万年前~900万年前のリビアタンはメガドロンを襲った。マッコウクジラは今生きているハクジラの中では最大級▽かけがえのない命の奇跡がある。2022年刊2023/02/13

ほんわか・かめ

20
進化は決してゴールではない。目指そうとして目指せるものでもない。与えられた環境の中での変化だということがとても良くわかる。同じクジラでこんなにも違う。人間が進化のトップと思いがるのは大きな間違いですね。〈2022/講談社〉2023/04/08

おはなし会 芽ぶっく 

20
クジラの進化の絵本。先祖はパキケタス、耳の骨が現在のクジラと共通した特徴があることでわかった。クジラと言っても住む海中に適した進化を遂げている。マッコウクジラのように生きものを捕食したり、シロナガスクジラのようにナンキョクオキアミを捕食したりと様々。2022/10/12

ころちくわ

15
小学生向けの絵本だが、大人が読んでも勉強になる内容です。5000万年前、クジラは4本足で水辺を歩いていた。海で暮らすようになって、後ろ足がなくなって、前足はヒレになった。哺乳類が海で暮らすために、足を失った。これも進化なんだ。地球ってすごいな。2023/04/26

ちみたんママ

9
〈息子喰いつき度〉★★★☆☆〈私気に入り度〉★★★☆☆ クジラだけに焦点を絞ってるのがいい。そして絵が緻密。知らなかった生物がたくさん出てきてとても勉強になりました。7歳息子も喰いつきまくり…だったけど、後半は少し飽きてたかな。硬い言い回しが続くので、低学年には少しわかりにくいところもあるかもしれません。でも面白かったのも事実。2023/01/25

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