日本経済新聞出版<br> AIと人類

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日本経済新聞出版
AIと人類

  • ISBN:9784296114658

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内容説明

「政治、産業、文化芸術、教育、医療、防衛……
ここに挙げた全ての領域に、AIは破壊的変化をもたらすだろう。その結果、人間のアイデンティティーや経験する『現実』は、近代の幕開け以来最大の変化を遂げるだろう」

AIはどのようなイノベーションを起こすのか?
AIは人間には認識できない現実を認識するようになるのか?
人間の評価にAIが使われるようになったら、人間はどう変わるのか?
そして、これらの変化が起きたとき「人間である」とは最終的に何を示すのか?
元・米国国務長官、元・グーグルCEO、MIT学部長、それぞれの分野で頂点をきわめた三名が、人類史という大きなスケールから、AIのもたらす社会的変化と、私たちの未来について語る。

目次

序文 
第1章 いま何が起きているのか 
第2章 ここまでの歩み 技術と人間の思考 
第3章 チューリングから現在、そして未来へ 
第4章 グローバル・ネットワーク・プラットフォーム
第5章 安全保障と世界秩序 
第6章 AIと人間のアイデンティティー  
第7章 AIと未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大森黃馨

12
AIそれは例えば過去の歴史に例えると印刷技術の発明や核爆弾の開発等に匹敵刷るような人類文明にパラダイムシフトを引き起こすような絶大な出現だが我々は未だそれにどう対応するか意識の合意は行われておらずそれどころかそもそもAIの出現で世界が大きく変わるのは分かっていてもそれがどうなるのかは見当もつかない危険な状態である一刻も早く国家や企業は何を制約し何を制約しないのか更に各種概念や言葉自体も又各界で統一されていない問題も解決しなければならない、といった警告的な内容の書 2023/12/23

はやたろう

6
AIは、ある特定の人たちではなく、人類全体の脅威であり希望。これまでの人類が経験したエポック的な出来事が起きた時の状況と比較し、かつてない変化に見舞われることを想定している。ただ人類はそんな大きな変化に直面しているにもかかわらず、AIに対する規制も、法も、取り決めすらない。その能力の拡大は人類としての存在意義は何かという哲学的な問いとなるほどのものとなっている。知れば知るほど脅威でしかない。2023/01/17

takao

3
AI支援兵器とAI兵器。AIの開発は国家安全保障上の課題になっている。2023/07/20

古民家でスローライフ

1
AIが人類に与える影響を、AIの歴史や技術、グローバル・ネットワーク・プラットフォーム、安全保障と世界秩序、AIと人間のアイデンティティーなど、これから起こりうる未来に対して考察した本。昨今のAIの急速な進化は、最早、AI無しでは、人々の生活が成り立たないレベルにまで来ていると思う。それは、人類にとって、脅威なのか、恩恵であるのかは、それを設計して使う人類自体にあると思う。個人的には、AIが人の知能を超えるのは間違いないことで、人は、その事実を受け入れた上で、AIと共に進化していくことが最善の道だと思う。2023/11/15

AKI

1
情報は文脈を持ったとき、初めて知識となる。知識は確信に裏づけられたとき、初めて知恵となる。しかしインターネットには何千人、何百万人という他者の意見が氾濫し、孤独のなかでじっくり内省し、確信を育む機会を奪われている。孤独が失われると、それにともなって芯の強さ(自らの確信に忠実である強さ)も失われる。 伝統的に人間が世界を知るよりどころとなってきたのは、信仰と理性の二つ、三つ目の手段としてAIが加わる。 人間の役割を考えるとき、最も重要なのは理性ではなく、尊厳と自律性という視点に転換する必要がある。2023/05/16

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