内容説明
布教の情熱に燃え,東海の果て日本へ渡来した宣教師たち。ザビエルの渡日をめぐって描かれる編年体の記録は,キリシタンの凄絶なドラマを物語る。第2巻は,ヴィレラ一行が京都に入った1560年から63年まで。
感想・レビュー
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ヴェネツィア
345
第2巻は1560(永祿3)年から1563(永祿6年までを記す。この間に布教活動はしだいに実を結びつつあり、教会も都をはじめ堺、あるいは九州の各地などに誕生していた。また、これと並行して救護所や初期の教育機関なども生まれはじめていた。改宗者の階層も広がりを見せ、とうとうキリシタン大名というべき大村純忠(ドン・バルトロメウ)が加わることになった。また、島原を拠点の一つとして九州の一円に教勢が拡大していったのもこの頃である。もっとも迫害もまた絶えず、戦国の社会情勢の中で、先行きは安泰とは言えなかっただろう。2020/08/06
tkm66
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これが全部読めたのは若さゆえ②