内容説明
ある日ぼくは学校で、はでな化粧のふしぎな女の人と出会う。その人はこれから物語る話を聞いて欲しいという。どの小学校にも魔女か魔法使いが住んでいるのだそうで、ぼくがはじめに聞いた話は「踊り場の魔女」という話だった。お話をきかせるのが好きなこの不思議な女性はどうやら魔女らしい・・・こうしてぼくは学校内でふいに呼び出されては、、きかせたがりやの魔女から、魔女と魔法使いの話を、6つきくことになる・・・
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
91
面白かった。小学生向けと侮ることなかれ。既出の「踊り場の魔女」(四年生男子)・「はずかしがりやの魔女」(三年生男子)・「しおりの魔法使い」(六年生男子)に少々手を入れて、「ひげの魔女」(二年生女子)・「タワシの魔女」(一年生女子)・「きかせたがりやの魔女」(五年生男子)を書き加えて、引退魔女黒沢千代女さんのストーリーテリングを「ぼく」が一冊の本にまとめた形。2017/07/02
ひめか*
42
本屋に入ったら目に入った岡田さんの新作!どの小学校にも実は魔女か魔法使いが住んでいる。その魔女にばったり会ってしまったぼくは魔女からいろんなお話を聞かされる。その間は時間が止まってるから大丈夫、あなたの権利は保証します、と言われて。始めはぼくと一緒でなんだこの人⁈という感じだったけど、だんだん魔女のお話を聞くのが楽しみになって魔女はいないかなって探してしまう自分がいた。卒業して会えなくなってもずっとぼくの心の中に思い出として残り続けるのだろうな。岡田作品によくある小学校の中で時間が止まるのはワクワクする。2016/06/17
ちえ
33
岡田淳さんの小学校の話はどうしてこんなに面白いのかな。今まで読んだものは全て本人の挿し絵だったけれど、こちらの絵ははたこうしろうさん。これがまた良いなぁ。暫くぶりに岡田淳本をまた読みたくなる。2023/02/05
ででんでん
33
来月の小学5年生用ブックトークの候補。久しぶりの岡田淳さん。ものすごくおもしろかった。魔法の種類も絶妙の巧まざる明るいユーモアとなっていて(企まれてるのではあるけれど)本当に楽しい。「踊り場(ダンス)」「ひげ」、そして「タワシ」は爆笑。しおりの魔法使いの「そんなことがわしひとりでできるようなら、こんなところに百年もはさまってはおらんぞ」もナイス!そして、きかせたがりやの魔女が誕生した理由の書かれた最後の章は、しみじみと暖かかった。挿絵がご本人ではないのも珍しいが、よく合っていた。これは紹介しなくては!2017/09/27
杏子
33
どの小学校にも魔女か魔法使いがいる、っていう設定がすでにいい。そこへ、現れたきかせたがりの魔女。6つのお話を語ってきかせる魔女の話。押しつけがましかったり、下品だったら、すぐに聞くのをやめればいいと。こんな魔女の話だったら聞いてみたいと思う。ストーリーてリングの教室にいた先生がいかにもな感じ。私も将来、こんな魔女になりたい。2016/07/09
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