子どもの文学<br> 雨やどりはすべり台の下で

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子どもの文学
雨やどりはすべり台の下で

  • 著者名:岡田淳/伊勢英子
  • 価格 ¥1,188(本体¥1,080)
  • 偕成社(2022/08発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784036266500

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内容説明

一郎たちのアパートに越してきたふしぎなおじさん、雨森さん。もしかすると魔法使いかも? だってみんなで集まったら、信じられないような話がどんどん出てくるんだ。心に静かに響く、情感あふれる物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エンリケ

38
初読みの作家さん。児童文学だが激しく心を揺さぶられる一冊。題名通りすべり台の下で雨宿りをする子供達。百物語宜しく一人ずつ不思議な体験談を話していく。そのお話の中心はいずれも無愛想な隣人の雨森さん。彼の言動は妖精じみていて、ちょっと弱った子供達に力を与える。純然たるファンタジーだが、子供達のコミュニティが懐かしく、高度成長期の子供時代を彷彿とさせる。子供達はみんないい子。お世話になった雨森さんに恩返しをしようと知恵を絞る。最後のシーンは童心を殆ど無くした僕の心も熱くしてくれた。子供達の優しさにあっぱれ❗2016/06/22

小夜風

26
【小学校】スカイハイツマンションに住んでいる子どもたちが、公園のすべり台の下で雨やどりをしながら、マンションの不思議な住人「雨森さん」のことをひとりひとり話していくお話。挿絵は伊勢英子さんです。雨森さんの不思議さ加減がとっても素敵で、読んでいてワクワクしました。どの子のお話も凄く良かったです。2016/02/27

どら母 学校図書館を考える

16
「つぎ、なによむ?」の3・4年生で紹介されていた。けっこう古い本だけど、面白い。もう、単行本ではかえないんだろうと思う。蔵書している学校は、綺麗にして、子どもにオススメしてほしい。2016/07/15

アヤ姉

13
すべり台の下、雨やどりに集まった子供たちの不思議な話。話に子どもの個性が見えるのが微笑ましい。思わず口元が緩んで、ほっこりあたたかな気持ち。話のひとつ「スカイハイツ・オーケストラ」は教科書で読んだだけなのに、印象的で覚えていた。人間の人生にある〈むかし〉と〈これから〉。確かに自分が子どもの時、祖父母や両親の〈むかし〉なんて想像できなかったなあ。子どもの頃にあったはずの、あたりまえのことを不思議と感じられる感性。自分の中に残っているその感性を刺激されるから、読書って、楽しい。2015/09/03

とも

4
すべり台の下で打ち明けられる不思議な体験談。秘密の共有…。ワクワク、ソワソワする感じ。懐かしい感覚を思い出しながら読み進めると…ちょっと想像と違うラストにぐっときました。2015/07/16

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