竹書房怪談文庫<br> 「超」怖い話 壬(みずのえ)

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竹書房怪談文庫
「超」怖い話 壬(みずのえ)

  • 著者名:松村進吉【編著】/深澤夜【共著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2022/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801932074

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内容説明

池が子を喰らう。
すると、鐘が鳴るんだ。
どこからか…(「騒音」より)

口に含んでから押し寄せる
圧倒的な心許なさ。
ジワリ効く、怪の水!


体験者の肉声を直に聞き記した骨太実話怪談集。
乗ろうとしたエレベーターに自分そっくりの誰かが乗っている…「忘れ物」
山の神と言われた曾祖父が地上げ屋に飲ませた黒い水…「第三の水」
子供が何人も死んでいる神社の裏の溜め池。村に響く鐘の音は…「騒音」
家族が連続死した一家。残された娘がどんど焼きで焼いていたのは…「姉ちゃんだけはまとも」
認知症の症状が出始めた祖母の部屋から聞こえる異音。覗くと祖母は仏壇に向かって…「吸う」
紙と鋏で客の横顔を瞬時に切り抜いてみせる切り絵職人。彼には秘密のコレクションが…「リバイバル」
山道でへたり込む革靴の男。彼が必死に追うのは一体の西洋人形…「腹話術」
自殺した生徒の顔で作った十五パズル。顔を元に戻さないと恐ろしいことが…「パズル」

ほか。松村と深澤、異なる二色の恐怖が混じり合う戦慄の化学反応!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

qoop

7
掌編の多い実話怪談集の中では一編が長く、腰を据えて読める一冊。きちんと長さが活かされている作品が多く、好印象。短い挿話をつなげて実話らしさを醸し出す〈きゅうり〉、情緒と情景の異常さが相まって映画的なビジュアルが浮かぶ〈声〉、話の進展と共にスリルがいや増す〈先回り〉、非日常へとすり替わる怖さが伝わる〈リバイバル〉、事象と考察の配分が巧い〈騒音〉など、佳品多し。2022/08/01

真夏日和

3
よい怪異というのかわからないけど、たぶんそういう種類のものってあるみたいな気がする。 もちろん悪意があっての怪異もたくさんあるから本当は遭遇しないのがいちばんいいのかなと思ってる。 今回読んだなかで気になったのは『きゅうり』『忘れ物』『ペットボトルランド』『声』『先回り』『井戸と猫』『第三の水』。 とくに『ペットボトルランド』がよく考えるとおぞましすぎると思った。ペットボトルで出来たお城のなかで踊る黒いものはなんなんやろ。怖すぎる!! 2023/07/20

KAE☆

2
毎年夏の繁忙期の友『きゅうり』『姉ちゃんだけはまとも』『井戸と猫』『第三の水』『蚊帳』が私は好きです2022/08/16

ソフィグレイ

1
本当にこんなことあるの?とは思ったけど怖くはなかったです。最後の山伏の岩田さんの話は面白かったです。 あることで、読書再開。2023/03/26

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