内容説明
原宿駅で発生した銃乱射事案。多くの死傷者が出たが、特殊部隊SAT制圧班(通称トツ)が緊急出動し、無事鎮圧した。しかし、ある被害女性の「最期の言葉」が頭から離れない南條は、ひそかに独自調査をスタートする。そして四日後に来日する中国首脳に危機が迫っていることが分かり――。SAT隊員の熱き闘いと絆を描いた衝撃的クライムサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
drago @4月は名人戦。
28
典型的なジェットコースター・ムービー。立ち止まる場面がほぼ無し。 ◆SAT隊員の生き様がかっこよく描かれている反面、都内で発生したテロ事件の真相があまりにも陳腐。そこが上手く設定されていれば、満点だったかも…。 ◆それにしても幻冬舎さん、もう少し校正をちゃんとやってくれ。「突進してくる犯人の後頭部を狙い撃ちする」とか、有り得ないから…。 ☆☆☆☆2023/02/18
mayumi
28
原宿駅で発生した銃乱射事件。多くの死傷者が出たが、特殊部隊SATが制圧する。しかし、被害女性の「最後の言葉」が気になる南條は独自に調査する…というストーリー。クライムアクションとしては面白いけど、犯人の動機が正直そこまでやるか⁉︎というほど無理がある。被害者が多すぎる。先日読んだ「死刑囚」に通じると思ったのは、同じ状況を作り出して、現行制度に一石を投じるところだけれど、それにしてもやり過ぎ感が否めない。個人的には総理SPの竹園さんがどうなったのか知りたい…。2023/01/08
たーさん
16
麻生幾さんの小説を久しぶりに読みました。「外事警察」や「ケースオフィサー」を昔読みましたが正直読みづらかった記憶がありましたがなんか読みやすい💦文章のリズムがテンポが良くなったのかな?謎に包まれた特殊急襲部隊SATの隊員を主人公にテロリストと壮絶な闘いを繰り広げられます。SAT制圧班の面々の絆の深さ、警察官としての覚悟が余すことなく描かれていて胸が熱くなります。あとテロリストと壮絶な闘いを繰り広げるシーンなんか映像で見てみたい。それぐらい手汗握ります。面白かったです。2022/09/14
Yuri
11
あらすじを読んで購入。結構なボリュームだったが読み始めたら止められなかった。これだけの文章量なのに時間経過にすると核になる部分に関してはわずか数日。それだけ濃密な内容。銃規制のある日本でこんな恐ろしい事件が起きることはないと信じているが、そうとわかっていても独特の緊迫感と現場のスピード感に圧倒された。頭でっかちな感じより、現場至上主義な色合いが強く、現場の活躍の描写が多いのも読んでいて楽しめたポイント。読み応え抜群のクライムサスペンス。2022/12/24
しろくまZ
9
現場で危機に対応するSAT隊員の活躍を描いた作品。現実のSAT隊員が、このように特殊部隊顔負けの訓練をしているのかどうは知らない。それでも、休日の昼下がりの読書は、良い気分転換になりました。2024/10/13
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