内容説明
読まずにはいられない、放ってはおかれないという気持を読む人に与えるもの、それがおもしろさである。文章は、おもしろくなくては話にならない-。外山滋比古が、文章修業で学んだことを具体的にわかりやすく講義する40章。
(※本書は2010/12/1に株式会社 展望社より発売された書籍を電子化したものです)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
23
真面目な文章であった。私はそう感じました。なぜって???いや、勉強した人が誠実に書いた内容だと感じたからなんです。おいしくしよう。センテンスは短めに。音読だっていいんだよ。少しずつでも毎日努力しよう!という、基本中の基本を教えてもらえたように思う。2017/11/08
ブルーツ・リー
6
これは、現代の名著かも。文章力を育てるために書いて下さった本で、必ずしも純文学を書く者へ向けた本ではないものの、文の基本が、これでもかと詰まっている内容。 それにも関わらず、文体は極めて平易で、段落は短くまとめられており、まさに、ご本人が言っている文のお手本を示してくれているよう。 これは、時代を越えて残していいんじゃないかと思われるほどの内容で、図書館で借りた本ながら、図書館のカウンターに行って定価で買い取りたいと本気で思った。 この人の言う事は、聴いて置いて損はないと思う。私も毎日原稿に向かおう!2020/02/04
文麿
5
Kindle Unlimited。文章を書く上のコツを、読みやすく、面白く書いてある。文章とは読む人のためのものだと再認識させられた。2024/06/04
壱萬参仟縁
5
寺田寅彦はまだ締切が先なのに、すぐに脱稿した(18ページ)。見習いたいことである。先延ばしを嫌った。文章を寝かす時間の方が長く、締切直前に見直していたようだ。なるべくセンテンスを短くしたほうがよい(48ページ)。外山先生の文章がわかりやすいのはここに理由がある。悪文回避の作法なのである。一段落は200~300字(60ページ)。心したい。30枚原稿に6時間の推敲(121ページ)。名文は簡単には書けない。この読書メーターも字数が決まっているからこそ、短くまとめる癖がついたのはよかった。これからも最低限で書く。2012/12/07
Stone
3
「文章は料理のごとくあれ。ただ食べられればいいのではない。美味しく食べられるのが理想である。」 外山さんの書籍が好きな理由は、それが自然に訴えかけてくる文章だからだと思う。 硬派なテーマであっても、体系的に方法論を述べるのではなく、あくまで自然にエッセイのような文体で語りかけてくる。読み終わった後に、「あ、書きたいな」と思える本。 そして、基本に立ちかえるために、頭の中で覚えておきたいフレーズがたくさん。 2020/01/15
-
- 電子書籍
- 後宮妃の管理人【分冊版】 9 FLOS…
-
- 電子書籍
- 三度のメシと、アレが好き。 分冊版(8)
-
- 電子書籍
- 成功するリーダー「人を動かす7つ道具」…
-
- 電子書籍
- 確率モデルの基礎 金融工学を視野に入れ…
-
- 電子書籍
- 法の庭 第1巻