内容説明
出社早々、あらゆる人間たちから命を狙われることになったビジネスマン、デイヴ。仲間も、家族すらも敵となった極限状況のなか、かつて軍の特殊部隊員として凄絶な経験をしたデイヴの野性が呼び覚まされていく。“垂直の戦場”と化したオフィスビルを舞台に、たったひとりの闘争がはじまった。絶望的な状況を生きのび、デイヴは自分が追われる謎を解くことができるのか――衝撃の展開で「最高のサスペンス」と絶賛されたベストセラーが、削除原稿を復元した完全版で復活!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
63
下巻に入ると、ディヴは高層ビルからの脱出に成功。外部へなぜ自分が襲撃されたのか探索に。同時に自分の過去にも向き合うことになる。このまま逃げ切ってしまうのか?と思いきやデイヴはビルに戻ることを選択。再び「垂直の戦場」での闘いが始まる。孤立無援ながらも逃走と反撃を繰り返す。常に危機一髪の状況が続くので、引き込まれる。何故に誰しもがディヴを抹殺しようとするのか?明らかになるのは終盤で、これがたいへんにショッキング。それでもまとめ方は納得のいくもので、冒険アクション小説としても不条理劇としても、なかなか楽しめた。2022/08/16
み
20
下巻で原因が判明してからは、読みやすくなったものの…。何となく読了(^^;2023/01/22
160/160
5
うむ。元グリーンベレーのエリート軍人だとやっぱりこんな感じだな。東江さんの日本語は楽しい。2022/10/23