内容説明
世の中、「わかっちゃいるけどやめられない」ことは多いらしい。党利党略に走る政治家、大上段に構えるメディア、死刑囚の人権を擁護する人々、マスク依存症、行き過ぎたオンライン化……頭を捻るようなことが、平然とまかり通っている。でも、人は皆、愚かでマヌケで、だからこそ愛らしい生き物なのかもしれない――。自らの「業」も認めるべストセラー作家が、世を騒がせた様々な事件から「人間の業」の深さを看破する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
189
百田 尚樹は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。「百田尚樹チャンネル」メールマガジンシリーズ、第四弾読みました。著者に共感する内容も多いですが、故安倍元総理を超一流の政治家と評する著者の考えには相容れません。 暗殺されたケネディ大統領のように美化する動きもありますが、私に言わせれば自業自得です。 https://www.shinchosha.co.jp/book/610961/2022/11/03
えっくん
39
★★★★☆「偽善者たちへ」「バカの国」「アホか。」に続く三面記事シリーズ第4弾として、超辛口ご意見番である著者のメルマガより加筆修正し転載されたものです。不当な要求を突きつける人、身勝手で自己中心的な人、自分の立場をわきまえない偽善者など、それにしても著者本のネタが尽きないほど世の中は不可解な人々で溢れているのですね。そんなチン事件も満載ですので、人間の業とは果てしなく深いものです。著者の歯に衣着せぬコメントにはスカッと共感できる面も沢山ありますが、体たらくな政治家たちにもガツンと言ってほしいものです。2022/11/19
謙信公
36
世の中の「わかっちゃいるけどやめられない」という「人間の業」を看破。「五輪やめろ」連呼が、メダル獲得のたびに「万歳」大合唱の掌返し。暴言・失言、党利党略に走る政治家、大上段に立つメディアは相変わらず。相手のことはお構いなし、我こそが正解としゃしゃり出る匿名のSNS。パンと納豆を多めに食べて処分された自衛隊員。中にはホッとする一幕も。渡り終えた子供達がおじぎをしてくれる横断歩道。篆書体に詳しい小学生の卒業証書へのツッコミなど。第4弾なのでさすがにトーンダウンしてきたかと思いきや「えっへん」とはさすが百田節。2025/09/27
GAKU
35
面白く読めました。世の中には色々なアホがいますね。2024/08/03
金吾
31
さらりと読めます。犯罪者の人権を守る風潮は私も疑問に感じる時が多いです。2024/03/15
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