内容説明
マントル対流と大陸移動からひもとく最新地球科学入門書。
大陸はなぜ動くのか? 超大陸はどのように誕生し、分裂したのか。この謎を解き明かすカギを握るのが地球内部に存在するマントル。大陸移動の謎をさらにおいかけていくと、マントルの動きが、ときに気候変動や極移動にまでかかわることが明らかになってきた。「マントル対流」と「大陸移動」をキーワードにダイナミックな地球の進化を読み解いていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
calaf
17
マントル対流のシミュレーションを元にして考える、地球の歴史(特に大陸移動等)。現在ではここまでシミュレーションができるようになってきているのですね。そして、マントルは動きが遅いからまだ良いものの、地球のコアはもっと速く動いているので、現在のコンピュータの能力では力不足らしい・・・ともかく、急速に発展している分野で、面白い研究のようです。2014/11/11
文章で飯を食う
10
主にプレートテクトニクスと超大陸の話。昔の教科書に載っていたような、大きな対流では無く、あっちこっちでプルームが吹き出したりしているような、細かくわいている感じ。日本海溝から沈み込んだ太平洋プレートが、そのまま、ずっと外殻の外側まで沈み込んだりとダイナミックに動いているんだな。2014/11/24
ケニオミ
10
今では地学は高校で最も人気のない科学の教科らしいですが、高校の時に希望して選んだ教科です。その興味は現在も続いていて、本書を読むことに確実につながっています。私が高校を卒業して以来、地学研究は随分進んだらしく、その内容については本書に記されています。地球の住民としては、今までどのように地球の大陸が移動してきたのか、今後このように移動するのか、そしてその移動が人類にどのような影響を与えるのかを知ることは、遠い未来の事であったとしても、大切なことだと信じます。皆さんも本書を手に取って考えて頂けると幸いです。2014/10/31
文章で飯を食う
8
いわゆるプレートテクトニクスのような、単純な対流ではなく、地球はあっちこっちが沸騰しているんだな。大陸移動の原動力はマントルの上昇だと思っていたが、海洋地殻の沈み込みの力も大きいようだ。2015/08/29
takao
4
ふむ2024/02/22