内容説明
核恫喝には、核の抑止力で対抗するしかない!
「非核による三度目の被爆」という過ちは繰返しませぬから
世界で唯一の被爆国だからこそ、核を持つ正当な権利が日本にはある。
核兵器の恐ろしさを、想像ではなく経験から知っているからだ……。
(著者からのメッセージ)
私は被爆三世だ。先祖代々、広島県で生まれ育ち、私自身も反核・平和教育を十二年以上受け続け、祖父母は広島原爆の被爆者だ。被爆者といえば「反核」であることが当然であるかのような、全体主義的な思想統制がある。
しかし、核兵器についての強い気持ちがあることは共通しているものの、すべて同じではない。祖母は「日本が核を持っていればやられなかった」「皇軍はこの新型爆弾を持ってないから、米軍は使った。日本が持っていたら報復合戦になるから使うはずがない」と言っていた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
53
些か刺激的な題名ではあるけれども、令和の今本書の刊行を知り、時代は移りゆきつつあると感じる。その昔、何かの集まりなどで「戦争」という言葉を口にしただけで、肯定論者として叱られたものだ。ましてや核武装の論議など、机上の空論としてもあり得なかった。しかし現在、本書のような立論こそ必要とされているように思う。本書では、その他憲法、人権、移民等々の政治課題について、詳しい法律論議を交えてその是非を表明している。まずは政治的信条の違いを越えて、国の政治的課題について、多くの議論を巻き起こすことが必要なのではないか。2022/09/01
香菜子(かなこ・Kanako)
23
日本は核武装せよ! ー被爆三世だから言う。橋本 琴絵先生の著書。核兵器の恐ろしさはだれしもが知ること。核兵器の恐ろしさはだれしもが知らなくてはいけないこと。日本は核武装せよという主張をするのは自由。橋本 琴絵先生のように日本は核武装せよと主張する人もいれば日本は核武装するなんてとんでもないと主張する人もいる。それは健全な言論の自由。橋本 琴絵先生は被爆三世とのことです。被爆三世の方の多くは日本は核武装せよとは思っていないのではないかなあというのは素人考えなのかな。2022/08/17
魔王
17
日本は原爆を持つ技術がなかったから落とされたという考えは斬新だった。広島の平和記念公園の石碑を見ると、保守を自覚するまではぼんやりしていたが、今ならはっきり違うだろと言える。 それにしても、社会が複雑化して、政治家も法律も追いついていないなと思った。 読んでいて日本人として悔しいことがたくさんある。2023/02/04
猫路(ねころ)
15
私は全く核兵器には抑止力にはならないと強く思う。核兵器の報復合戦の前に首都に核兵器を投下すると思う。核兵器持ったってどうぞ戦争受け付けてます、みたいなことになりますよね。今の戦争状況から考えたって、今の威力は計り知れないほど開発されてる。過去や現在の軍事や政治について、わかりやすく書かれている面では、多少はそういう思想も必要なんだなって思った。後半は色んな社会問題について言及している。2024/08/28
H
13
この作者は凄いな。実に理路整然と的確に今の日本の問題点を指摘している。2022/08/28
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